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雲孫ブログ

兵庫県の淡路島を視察

2022.10.24 19:08

2022年9月22日、23日には淡路島を訪問し、淡路ラボの取り組みについてお話を伺ったり、三大神話神楽祭を観覧したりしました。


今回は9月23日に淡路島で三大神話神楽祭が行われるということで、それに合わせて

①島つなぎPJの構想にも関わる国生み神話について改めて深く知ること

②地域活動の一つの事例として先日糸島にお越しいただいた淡路ラボの活動の視察

の大きく2点を目的として訪問しました。



22日には、淡路ラボと関わりのある鶴来窯の前田幸一さんと、弊財団理事の石川善樹によるトークセッションが開催され、「Well-beingとは何か」ということを主なテーマとしてさまざまな話が交わされました。

前田さんは学生時代に研究活動で関わったことをきっかけに陶芸の道に進むことを決断され、安土桃山時代の限られた時期にのみ茶道具などとして作られていた伊賀焼の伝統を守るべく、今でも山から木を切り出し薪を作るところから自ら築窯した登り窯で陶器を焼くところまですべてご自身で行われています。

そんな稀有な人生を歩んでいらっしゃる前田さんだからこその人生観にも触れながら、学生から社会人まで幅広い世代の人たちがともにWell-beingについて考えることのできる濃密な時間を過ごすことができました。


23日には、淡路島、出雲、高千穂に代々伝わる「高千穂神楽」、「出雲神楽」、「国生み創生神楽」を一度に観ることのできる淡路島の三大神話神楽祭を観覧しました。

島つなぎPJは、この国生み神話においてイザナギ、イザナミの二神が天沼矛を用いて淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州、と島々を生み出していったことになぞらえているところもあるのですが、それを神楽という一つの雲孫してきた形態で堪能することができました。

神楽を観ていて、長く続いているものの中には言葉・文字ではなく身体の動作として残っているものが多いようにも感じ、それらは解釈の余地が大きく観る人によって受け取られ方が異なりそうだと思いました。島つなぎPJに限らず神楽のように長く続くものとは一体どのようなものなのか模索する日々が続いておりますが、引き続き雲孫財団として大切にしたい雲孫するということの概念自体を探究していきたいと思います。


島PJ、次回の視察は国生み神話にならって四国が舞台です!

島をつなぐとは一体どういうことなのか、つないでどうするのかについても少しずつ構想が具体的になってきつつありますが、引き続き検討しながらプロジェクトを進めていきたいと思っています!