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強欲と執着の果て

2024.06.30 01:00

人間誰でも欲はあるでしょう。

それが自己抑制できるレベルなら良いのですが、あまりにも強い場合、その者は死後も欲に汚染され成仏できない未浄化霊となってしまいます。

死んだ後も好きな物や人の行く末が気にかかり、肉体なき後もそのアイテムや人の側に背後霊の如く密着するのです。

自分の家や土地に根強い思い入れがあれば地縛霊となりその場へ居座ります。無関心にならない限り何十年・何百年と愚かに滞在します。

この欲深さが生きている人間へある場合、ストーカー化して粘着質に様々な霊障を引き起こすことがあります。

人間へ歪んだ恋愛感情を抱いていれば恋路の阻害や粗暴行為に及ぶことも否みません。

こういった思いや行動は執着とも言えるでしょう。


強欲・執着は「何としてでも自分のものにしたい」という物質主義的価値観からくる身勝手で幼稚な悲しき思い。

手中に収めた瞬間は喜ばしいことでしょう。

しかしそれも度を過ぎると人道にそれた行為に走ったりとマイナスに陥り、負のカルマを背負うことになるのです。

己の身の丈以上の獲得や至福というのは、その後予想だにしないトラブルや苦難と対峙することになります。

それは生きている内かもしれませんし死んだ後かもしれません。はたまた来世に持ち越される可能性もあります。

欲深さと執着心は過剰に持つものではありません。

生存中あるいは死後・来世に必ず痛い目に合うのですから。