キットパスアートインストラクター養成講座
いつもありがとうございます。
伊藤恵です。
もう1ヶ月ほども前になってしまいますが、
カリグラフィークラスと同じ日の午後から、
キットパスアートインストラクター養成講座を受講しました。
以前からキットパスのお話しは聞いていて、
ガラスに落書きできるというのが私にはたまらなく魅力的で、
その後カリグラフィーの先生が窓に書いてらっしゃるのを見たりして、
私もやりたい!と受講を決めました。
(この写真は家で撮りました)
講座ではキットパスでできることを、一通り体験できます。
まずは念願のガラスに落書き!
でも何を書けばいいかわからなくて、とりあえずガラス越しに見えるおうちをトレース。
そして習ってるカリグラフィーを試し書き✨
これいいわぁ💕書いてて気持ちいいです😁
ガラスに書いたものは、水拭きで簡単に消すことができます。
書いたり消したり、何度でも手軽にできるのがいいですね。
次はぬりえ。
クレヨンなどと違って、筆圧が弱い小さい子でも書きやすく、書き心地がなめらか。
塗った上から水筆でなぞると水彩画のようなタッチになり、混色もきれいです。
(ためし塗りでちょっとだけ)
(続きは習字に来た年長組の女の子に、お家の人を待っている間に塗ってもらいました。
楽しかったようで、2回にわたって仕上げてくれました。)
さて次は、
この真っ黒いやつに爪楊枝で落書きすると、
下から色が出てきます✨
子どもの頃にやったひっかき絵の要領で、先に色を塗っておき、
上から黒で塗りつぶしておきました。
描く絵に合わせて色の順番を考えておくと良かったですね😅
次はなんと手形です!
手のひらをキットパスでよく塗っておきます。
塗り心地がなんとも言えない気持ち良さで、触感を刺激されるみたい。
霧吹きで水をかけて画用紙にペタッ!
写りにくい箇所を手で押さえてから離すと、
手形がとれました!
とった手形や足形で絵を描いたり、色紙やフォトフレームを使いながら記念にしたりと、
子どもからお年寄りまで幅ひろく楽しめます✨五感が刺激されて良いですよ^ ^
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このキットパスを作っているのは、日本理化学工業(株)にお勤めの、知的障がい者の皆さん。
会長の大山さんが禅寺のお坊さんから、
福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、
働いて役に立つ会社こそが人間を幸せにするのだと教わったことから、
障がい者多数雇用を目指したそうです。
また人間の究極の幸せは、
人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされることの
4つと言われ、働くことによって愛以外の3つの幸せは得られ、
場合によっては愛までも得られると、会長さんはおっしゃいます。
私自身のこれまでの経験からも、この4つの幸せって本当にその通りだなと思いました。
また去年、幼稚園のお手伝いで障がいのあるお子さんと接する中に、
この子のお母さんはどんな気持ちかな、
自分でお仕事を選ぶことができなかったら親が考えてあげないといけないし、
もしかしたら自分が死んでしまったあとも面倒をみてもらえるように
心配しなくてはいけないかもしれないと思いました。
そんなことがあってから、このキットパスインストラクター講座の中で、
最初に雇われた方のお母さんが、
働くことができるなら、自分が死んだあとの心配が減って良かったと言われたお話しを聞いて、
やっぱりそうなんだな、働くことができるって大きなことだし、
働ける場所があるって大事だなと実感しました。
このキットパス、従業員の方がすべて手作業で作っているそうです。
1本1本に紙を巻くことも、同じ大きさに揃えてカットすることも、
入れ物の箱を作ることなど全部です。
逆に健常者の人にはできないような地道な作業を真面目にコツコツされていて、
質の良いものを作ってくださっています。
なので機械でするような大量生産はできないのですが、
たくさんの人が楽しく使ってくれることで、
働いている方々のお仕事が続いていき、かげながら応援することにもなるのです。
キットパスは楽しいことがいろいろできて、
子ども達の知育や、親子・地域社会をつなぐコミュニケーションツールとして役に立ち、
それが障がい者雇用の一助にもなるなら、こんなに良いことはないです。
自分の楽しみだけにとどめないで、積極的に人前で使うなどして、
キットパスを広めていきたいです。
今後キットパスを使用した際にも記事にして紹介しようと思います。
(近日中に良い紹介ができそうです。お楽しみに^^)
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「キットパスアートインストラクター養成講座」
(受講料10,000円(5,000円相当のテキストとキット付き)は、
山形市のサークル「やまのて」にて、 受講希望者に応じて月1回程度、
講師の先生をお呼びして開催しています。 (金曜日か土曜日を選べます)
私もやってみたいという方はぜひ、下記「やまのて」までお問合せください。
「やまのて」…yamanote2018☆gmail.com(☆を@に変えて送信ください)
「やまのて」のブログでは、カリグラフィーやスクラップブッキングとともに、
キットパスの活動の紹介記事も載せていきますので、 ぜひ最後のリンクよりご覧ください。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた。