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生命力を見つめる瞑想の方法<アチューンメント>で得られるものとは?

2018.03.11 14:19

https://wizardofsoul.org/8560.html    より

生命力を見つめる瞑想の方法で得られるものとは?

以前講座で実施した、次のような視覚化の訓練がある。

視覚化の訓練で、とくに自然のもの(野菜とか花)とかにアチューンメント(集中して自分と合わせる)を試みて、本来自分が知らなかったコトも理解していうタイプ。

これも広義の瞑想なんだけどね。

で今回紹介するのは、アチューンメント=波動の一体化

を同様に意識するんだが、よりイマジネーションがものを言う。

これにはあるモノを使う。

それは、植物の種子だ。

そして一定時間種子をじっくり観察し、観察した対象(植物の種子)を目を閉じて克明に思い出す。

記憶に浮かぶ姿をよく観察し、集中すること。

※このプロセスがシュタイナーがよくいう「魂を沈潜させる」

というもの。

ここまでが、講座でも練習した観察と視覚化の訓練だ。

これはそのまま瞑想の方法の一つだ。

これを一歩先に進めよう。

イマジネーションで生命力の働きを見つめる

あなたが選ぶその種はなんだろう。

できれば毎日観察し、

スケッチしたりして、いつでも国名に種のシワひとつまで思いだせるほど観察しきってみよう。

さて、その種はもし土に埋められたら、いずれはどのような姿になるのだろうか。

何かの花だろうか。

あるいはドングリの実で、いずれは雄大な巨木になるのだろうか。

記憶像に沈潜しているあなたは、ここでイマジネーションを機能させる。

あなたはこれまではただ観察するだけだった種子にイマジネーションで働きかけ、次のプロセスを見るだろう。

漆黒の闇の中、種子は大地という布団にくるまれ、水やミネラルの養分をふんだんに受け取るだろう。

種子にとって、闇は優しい世界だ。

母のお腹にいるように安全にくるまれ、優しく養われている。

やがて種子は、自分の中で何かが脈打つのを感じる。力だ。

外へ向かう成長力だ。

やがて根を伸ばし、空に向かって芽を向かわせ始める。

自分でもなぜそうするのか分からない。

でも、ただそんな衝動が強く湧き上がってくる。

光だ。

上には光がある。

生命は、光さす方向へ向かうのだ。

生命力とアチューンメントし、波動が高まり、成長する力が心魂に響く

種子に秘められた生命力はすさまじい。

あんな小さな一粒が大輪の花を咲かせ、あるいは巨木になるほどの力が秘められている。

やがて大地に目を出した小さな芽は、ついに目にした降り注ぐ光を直に感じる。

「光だ。あれが光だ」

言葉にならない言葉で、草木はそう感じる。

なんという喜びだろう。

草木はまっすぐに、ただまっすぐに、光へと向かう。

同時に彼らは知っている。

正しく、そして力強くまっすぐに光へ向かうためには、その分だけ深く、地に根を張り、深く闇へと足を下ろす必要も必要なのだ。

なにせ地上では、猛々しい風雨など、困難な試練も数多く待ち受けているのだから。

だが、いかなる困難も、種子が育ち、光へと向かう湧き上がる想いを抑えることはできない。

そして成長した種子たちは、少しでも多くの光を受け取ろうと、手(葉)を広げる。

お返しと言わんがばかりの美しい笑顔(花)を咲かせ、色とりどりの微笑みで「ありがとう」と感謝する。

・・・・あなたは、手のひらに収まる一粒の種子を観察し、そんな未来をイマジネーションで認識するだろう。

種子をみつめ、生命の躍動を感じ、未来への萌芽を感じとる。

このプロセスを通して、あなたは何を得るだろうか。

生命力の逞しさ。

光へまっすぐ向かう純粋さ。

地に深く足をつける

ことの大切さ・・・。

言葉にしたら、なかなか書き切れない。

でも、人間よりあとに続く進化の段階に在るはずの植物は、人間が進化の過程で後退させてしまった大切な力を、未だ高き純潔さとともに有している。

あなたはそんな種子と波動を一体化させることで、逞しい力や光へと向かう純潔さなど、多くのものを得ていくだろう。

長くなった。

いささか物語調になってしまったが、今回はここまで