スピリチュアルな 瞑想―やり方とその方法や効果について
https://wizardofsoul.org/5417.html より
そもそも瞑想とはなんだろう
瞑想を定義することは正直難しい。
本人のレベル、そして目的別に多様なレベルがあるからだ。
しかし、あえて言うと、「主体的に永遠へと向かう取り組み」と言えるのではないかね。
神人合一。
テオーシス。
霊的に言うところの、人生の意味。
輪廻して歩み続ける意味。
神は、神になるために人になったのだ。
そのような言葉でも表現することがある。
瞑想は、そんな目的に向かうための行法といえる。
だが、言葉は問題じゃない。
そう、言葉はたいした問題じゃない。
要は愛なる永遠性とひとつになることを最終目的にしたワークだ。
もちろん多様なレベルがあると言ったように、瞑想方法や目的・効果も多様だ。
たとえば、内省・観察を活用しつつ、あるいは前提にしつつ、今の自分の人格の浄化を図る瞑想。
たとえば、視覚化を伴い、ある種の能力を能動的に開発する瞑想。
たとえば、視覚化を伴い、意識を拡大させ、自己認識を超えていく瞑想。
たとえば、特定のチャクラの開発を目的とした瞑想。書きだしたら、キリがない。
とりあえずここでは、瞑想も種類や目的がたくさんあるんだなーくらいの認識でいいと思う。ここでは、まず概論的な理解を得てほしい。
天の国への5つの黄金の鍵としての瞑想
ここでよく触れるキリスト教神秘主義に連なる神秘家ダスカロス。
彼の言葉を借りれば、瞑想は「天の国への5つの黄金の鍵」のひとつだ。
簡単に言うと、人がスピリチュアルに進化するために取り組む5つの項目のひとつ。
内省 観察 集中 視覚化 瞑想。
それぞれが補完的に作用するけども、瞑想は、内省から視覚化までがきちんと培われていないと、確かな効果を得にくくはある。
内省から視覚化まで、いわば内面世界的に取り組んできたものが、瞑想に至り、外的成果を得る訓練という側面も伴うからだ。・・・
ものすごーく俗っぽく言うと、霊的能力等を得たり、開発したり、高次存在とコンタクトしたり、、ということもある、ということ。
ただくれぐれも言うけれど、はなからそっちを目的にすると、容易に失敗する。
生命力を見つめる瞑想の方法で得られるものとは?
前の講座で実施した、次のような視覚化の訓練がある。
視覚化の訓練で、とくに自然のもの(野菜とか花)とかにアチューンメントを試みて、本来自分が知らなかったコトも理解していうタイプ。
これも広義の瞑想なんだけどね。
で今回紹介するのは、アチューンメント=波動の一体化を同様に意識するんだが、よりイマジネーションがものを言う。
これにはあるモノを使う。
それは、植物の種子だ。
そして一定時間種子をじっくり観察し、観察した対象(植物の種子)を目を閉じて克明に思い出す。
記憶に浮かぶ姿をよく観察し、集中すること。
※このプロセスがシュタイナーがよくいう「魂を沈潜させる」というもの。
ここまでが、講座でも練習した観察と視覚化の訓練だ。
これはそのまま瞑想の方法の一つだ。
これを一歩先に進めよう。
イマジネーションで生命力の働きを見つめる あなたが選ぶその種はなんだろう。
できれば毎日観察し、スケッチしたりして、いつでも克明に種のシワひとつまで思いだせるほど観察しきってみよう。
さて、その種はもし土に埋められたら、いずれはどのような姿になるのだろうか。
何かの花だろうか。
あるいはドングリの実で、いずれは雄大な巨木になるのだろうか。
記憶像に沈潜しているあなたは、ここでイマジネーションを機能させる。
あなたはこれまではただ観察するだけだった種子にイマジネーションで働きかけ、次のプロセスを見るだろう。
漆黒の闇の中、種子は大地という布団にくるまれ、水やミネラルの養分をふんだんに受け取るだろう。
種子にとって、闇は優しい世界だ。
母のお腹にいるように安全にくるまれ、優しく養われている。
やがて種子は、自分の中で何かが脈打つのを感じる。
力だ。
外へ向かう成長力だ。
やがて根を伸ばし、空に向かって芽を向かわせ始める。
自分でもなぜそうするのか分からない。
でも、ただそんな衝動が強く湧き上がってくる。
光だ。
上には光がある。
生命は、光さす方向へ向かうのだ。
生命力とアチューンメントし、波動が高まり、成長する力が心魂に響く 種子に秘められた
生命力はすさまじい。
あんな小さな一粒が大輪の花を咲かせ、あるいは巨木になるほどの力が秘められている。
やがて大地に目を出した小さな芽は、ついに目にした降り注ぐ光を直に感じる。
「光だ。あれが光だ」言葉にならない言葉で、草木はそう感じる。
なんという喜びだろう。
草木はまっすぐに、ただまっすぐに、光へと向かう。
同時に彼らは知っている。
正しく、そして力強くまっすぐに光へ向かうためには、その分だけ深く、地に根を張り、
深く闇へと足を下ろすことも必要なのだ。
なにせ地上では、猛々しい風雨など、困難な試練も数多く待ち受けているのだから。
だが、いかなる困難も、種子が育ち、光へと向かう湧き上がる想いを抑えることはできない。
そして成長した種子たちは、少しでも多くの光を受け取ろうと、手(葉)を広げる。
お返しと言わんがばかりの美しい笑顔(花)を咲かせ、色とりどりの微笑みで
「ありがとう」と感謝する。
・・・・あなたは、手のひらに収まる一粒の種子を観察し、そんな未来をイマジネーションで認識するだろう。
種子をみつめ、生命の躍動を感じ、未来への萌芽を感じとる。
このプロセスを通して、あなたは何を得るだろうか。
生命力の逞しさ。
光へまっすぐ向かう純粋さ。
地に深く足をつけることの大切さ・・・。
言葉にしたら、なかなか書き切れない。
でも、人間よりあとに続く進化の段階に在るはずの植物は、人間が進化の過程で後退させて
しまった大切な力を、未だ高き純潔さとともに有している。
あなたはそんな種子と波動を一体化させることで、逞しい力や光へと向かう純潔さなど、
多くのものを得ていくだろう。
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