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第181話:ブラフマーの祈り(4):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.03.11 23:01

「ですから、間違うことのなき主よ。

私の無礼をどうかその優しさでお許しください。


私は激情の様式の中に生まれ、

そして、ただの嘘つきで、

自分はあなたの支配から独立した支配者である

ように振舞っています。


私の目が無知の暗闇に覆われていることが、

自分を宇宙の生まれることなき創造者であると考える原因です。


しかし、

どうか私はあなたの仕え人であり、

あなたの憐れみの対象とお考えください。


この手尺で7つ分の小さな創造物である私

とは何なのでしょうか?


物質自然、物質エネルギー、

偽の自我、エーテル体(空間)、

空気、水、土、

で構成された容器のような宇宙に、

私は閉じ込められています。


そしてあなたの栄光とは何でしょうか? 


無限の宇宙はあなたの体の毛穴から、まるで網戸を開けた時に入ってくる埃の破片のように、

通って出ています。


主アドクサジャよ。

胎内にいる時に足で蹴った子供を母親は無礼だと思うでしょうか?

そこには何か存在するでしょうか?


様々な哲学者が真実または真実ではないなどと定義していますが、

それは本当に

あなたのお腹の外側のことでしょうか?」



…つづく

(10巻14章10-12節)