ECサイトは商品説明次第で売れるか売れないかが決まる!
もう10月も終わり、そろそろ年末商戦の準備に取り掛かる会社もあるのではないでしょうか?
そこで今日は「ECサイトの効果を上げるコツ」について、少しお話をしたいと思います。
5年ほど前に行った新宿の雑貨屋で壊れた自転車や割れた器を「いやがらせグッズ」と言うキャッチフレーズで販売しているお店がありました。買った人がどんな風に使うのかはご想像にお任せしますが、商品説明の発想が面白いと思ったことがあります。
見た目の事実で説明するのではなく、ひと捻りした説明で売っていた典型的な事例。
「ECサイト」はモニター越しで商品を販売する仕組みです。どんな商品でも説明文と写真は凄く大事で、売れるか売れないかを決めるポイントだと言われています。
短い文章と1枚だけの写真では「お客さんの心を動かす!」ことはできないため、見る人が「それ、イイね!」となる内容にしなければ売上に結びつかないのです。
そこで今日は、この「お客さんの心を動かす!」にフォーカスしてお話したいと思います。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
商品の説明文はお客さんの利用を想定した内容に
商品の説明文はお客さんの利用を想定した内容にすることが必要です。
文章や写真は見る人がどう感じるかが重要。
壊れた自転車や割れた器は見た目はガラクタですが、「いやがらせグッズ」と説明すると価値ある商品に生まれ変わります。
ですから、商品名とサイズや素材を説明する文章に写真が1点。 こんな淡泊なECサイトを良くみかけますが、これでは商品に関する事実を述べただけで、他のサイトと比べるとこのサイトで買う理由が見つかりません。
どんな人に買ってもらいたいかを想定し、購入後の利用を想定した文章やイメージが膨らむ写真をたくさん用意しましょう。
文章作りと写真撮影に努力するだけで効果は随分と変わってきます。
是非やってみてください。
文章は長文!写真は複数枚!
商品説明は短文より長文!写真は1枚より8枚!と言う具合に情報が充実している方がハッキリ言って売れます。
しかし、文章はダラダラ長いだけでは読んでもらえません。
まず、見出しから始まり解説や魅力ポイントをワンセットとし、内容を変えてこのセットを繰り返します。さらにキャッチコピーを添えるなど構成に工夫を凝らし、間に写真を挟むなどメリハリも必要です。
ECサイトは文章と写真だけを見て買うことを決めなければいけません。
現物を触ることができないので、ある特定の用途に対して価値を感じる内容にすることで、購入した後のイメージがしやすくなるのです。
デメリットやリスクも正しく伝えよう
商品の使用にデメリットやリスクがあると、そのことも正直に伝えるようにしましょう。
商品ページ内でちゃんと説明すると、ショップ側への信用度が増すだけでなく、購入後のトラブルも防ぐことができます。
例:手染めのため、何度も洗いをかけています。 このため、写真のように"ほつれ"や"ヨレ"がどうしても生じてしまいますこと、予めご了承いただき、風合いとしてお楽しみいただければ幸いです。
といった具合に使用上のリスクやデメリットを伝えると、お客さんにより安心して商品を購入してもらえます。
写真でお客さんの関心を惹く
ECサイトはとにかく写真が重要。
購入するかどうかを決める重要な判断材料になります。
もちろん文章も大切ですが、それ以上にお客さんの目に留まりやすいという点ではECサイトを見てもらうキカッケにもなり、じっくりと見てもらうことにもつながります。
用意するのは、商品の使用シーンを撮影したイメージ写真と、ディテールを伝える細部の拡大写真の2パターン。
これらを使い分け複数枚の写真を用意します。
モニター越しのため、実際に商品を手に取って確認することができません。
でもたくさんの写真があれば、数あるECサイトの中でもオリジナリティを出しやすくなり、お客さんの購入を後押ししてくれます。
まとめ
如何でしたか?
今日のテーマは、「ECサイトは商品説明次第で売れるか売れないかが決まる!」と題してお話してきました。
実店舗でも商品名と価格だけで陳列してもそう簡単に売れるものではありません。
商品説明や陳列方法にこだわるのと同様に、文章作成と写真撮影には手間を掛けたいものです。単なる商品紹介にとどまることなく、ブランド力を身に付けるためにもこだわりたい部分です。