「ティール」と「ホラクラシー」って何が違うの?
他の業界も同じだとは思いますが、HR界隈でも定期的に盛り上がるバズワードって出てきますよね。今、その代表と言えるのが「ティール組織」と「ホラクラシー」ではないでしょうか。「ホラクラシー」の方が先に広がりつつ、ここ最近(というか書籍発売後)、「ティール組織」をよく聞くようになった印象です。最初「ホラクラシー」という言葉を聞いた時に、ホメオパシーを思い出してドキドキしたのは多分、私だけではないと思うのですが。
この2つの言葉、なんとなく意味は分からんだけど、違いなどいまいち、分からない。ということで人事の代わりにググってみました。
【ホラクラシーについて】
■ホラクラシー 日本の人事部
「ホラクラシー」(holacracy)とは、従来の中央集権型・階層型のヒエラルキー組織に相対する新しい組織形態を示す概念で、階級や上司・部下などのヒエラルキーがいっさい存在しない、真にフラットな組織管理体制を表します。
日本の人事部さんによる説明。基本的な用語の説明と解説が掲載されています。ホラクラシーといえば必ず出てくるアメリカのザッポスへの言及もありますね。
■役職なし、上司なし、管理なし!「ホラクラシー」は近未来の組織スタイル!? Fledge
全6回にわたるホラクラシーに関する気合の入った解説記事。ホラクラシーを導入している
企業の紹介や、日本で最初にホラクラシーを導入したと言われるダイヤモンドメディア社の武井代表が様々なホラクラシーに関する質問に回答しています。
■ホラクラシー BIZ HINT HR
BIZ HINT HRさんによる解説記事。ホラクラシーという概念の歴史的な経緯や導入のメリットデメリットについて解説されています。2007年に誕生したということで、本国アメリカでは10年以上の歴史があることがわかります。
■組織の新しいカタチ「Holacracy(ホラクラシー)」 UXploration
こたらいではホラクラシーの原則について詳しく解説されていますね。
■上下関係のないホラクラシーなんてやめておくべき4つの理由 Social Change
ヒエラルキー組織のマネージャ視点になって考えたホラクラシーのデメリットについて書いてみました。
という体裁で、ホラクラシーを批判したいというよりは従来型のマネジメントの違いを指摘している記事。実際にこちらはホラクラシー的なことをしているソニックガーデンさんの会社ブログの記事です。
【ティール型組織について】
■『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』働き方改革、その前に HONZ
「ティール組織」という言葉が大きな注目を集めるようになったのは「ティール組織」という書籍の発売がきっかけ。そのHONZさんの書評です。ティールというのが鴨の羽色(かものはいろ)という青緑色の一種であるという基本的なことからその内容までわかりやすく解説されています。
著者の方の講演。日本語字幕もついています。
■Teal Organization(ティール・オーガニゼーション)とは何なのか
こちらもティール型組織に関する解説記事。
■ティール組織とは?3つのエッセンスの基本を実務的に丁寧に解説! 実務とつなげる経営の新潮流
こちらも図などをまじえた詳細な解説記事。わかりやすいです。
■オランダで急成長を遂げるTeal型組織、Buurtzorgの驚きの組織運営
ティール型組織の実例としてオランダの企業を紹介しています。
まとめ
ということで、ご紹介した記事を読めば「ティール組織」と「ホラクラシー」、それぞれについては何となくわかっていただけると思います。その違いに関しては、従来型のヒエラルキーではない組織という結論では同じですが、提唱者が違い論理が違うという部分程度にしか分からなかったです。