10月24日(月)稽古日誌
2022.10.28 12:17
転換、転換からの前・後への呼吸投でウォーミングアップの後、有段者のみの稽古であったので四方投、入身投については研究稽古とした。
四方投表。転換と同様に受は小指側掌で押し込むように持つ。二種類の動作が考えられる。①取は受の背面側に捌きつつ、受が押し出す方向に引き出して振りかぶって四方投 ②受が持つ瞬間に取も持たせる手と後脚を前に踏み出し、受取の合力で横に引き出す。①②とも受の肘を伸ばす。③受が持つ際に押し込まず、その場で強く握り押さえてきた時、①同様に側面に捌き肘で受の肘を撥ね上げるように振りかぶる。受は上体が捻られ崩れるので振り下ろしには力をかけなくてもよい。
四方投裏。①転換して肘、肩を受に合わせて受の肩を中心に回し崩す。②受が強く抑え込んできた時。転換した際に取は肘を受の肘下に合わせて、一教運動で肘を跳ね上げて振りかぶる。肘を中心に回す。
入身投。打ち手を払わず、受の後にピッタリと入身することが肝要。大谷先生は受に正面打ちをかわされたら、脚を切るように攻めなさいと言われた。取は打ち手を引っ張らずに、一方の手は受の肩に置くだけ。もう一方の手は”出前持ちの手”を作り、受の顔の接線方向に手を被せるように。
受の打ち込みの勢いで崩す時は、打ち手の肘を切り落とし肩にかけた手で引き崩す。力を加減しないと受が畳に手をつき動きが完全に止まってしまう。
受は崩されたら前足を軸に振り返りつつ、後に手をつくように”天秤”を作り受ける。これには丁寧な指導が必要。