「群衆」を意味する“Crowd”と“Mob”の違い
おはようございます、Jayです。
ハロウィーンなど人気のイベントがあると大勢の人が集まりますね。
たくさんいる人達の事を「群衆」と言いますが、英語では“crowd”や“mob”など様々な言い方があります。
今朝はこの「群衆」を意味する“crowd”と“mob”の違いを説明します。
“crowd”(米英ともに:クラゥドゥ):「人混み」というニュアンスの「群衆」
“mob”(米:マーブ、英:モブ):「暴徒」といったネガティブな意味の「群衆」
群衆の事を「人混み」とも言いますね。
ニュートラル(中立的)な意味で使う時もあればややネガティブな意味を含んでいる事もあると思いますが、“crowd”はこの「人混み」といった感じです。
ニュートラルな例:
“There's a crowd near the station.”
「駅の近くに人混みがいた(あった?)。」
ネガティブな例:
“I was in a hurry, but I had to pass through the crowd.”
「私は急いでいたけど人混みを縫って行く必要があった。」
“mob”は一触即発と言いますか、今にも暴れ出しそうな群衆を指し、「暴徒」と言ってもいいかもしれません。
昨年1月にアメリカでトランプ前大統領支持者たちが国会議事堂へ侵入して一時占拠した事件がありましたが、彼ら“mob”の代表例ですね。
例:
“Protesters turned into a mob.”
「デモの人達は暴徒と化した。」
ただし日本でも「モブ」や「フラッシュモブ」(flash mob)という単語が使われているように、ネガティブではない意味で使う時もなくはないです。
いかがでしたでしょうか。
実は「モブ」だけでなく「クラウド」も日本で普通に使われています。
人々から資金調達(ファンディング)する事を「クラウドファンディング」と言いますね。
このアルファベット表記では“crowdfunding”です。
「クラウドファンディング」は主にネット上で直接会った事ない人達からお金を調達する事ですが、“cloud”(雲)のクラウドと勘違いしないようにご注意ください。
逆にこちらは手元のパソコンではなくどこかのサーバーにデータを保存する時に「クラウドデータ」と言いますが、こちらは“cloud”を使って“cloud storage”もしくは“the cloud”と言います。
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