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千葉市ひとり親家庭福祉会

弁護士に相談するタイミングとは

2022.10.30 05:52

初めまして、弁護士の渡邊未来子と申します。

このようなお話ができる機会をいただき、感謝しております。


私が弁護士を目指した理由

弁護士を志望したのは、仕事を通じて様々な人生、世界を生きられると思ったからですが、

その一方で、幼い頃から両親の不和の間に立ち、母を助けながら

父から学費をもらうにはどうするか、子どもなりに考えた結果でもありました。

弁護士になり、結婚した後は、そんな不安を感じさせずに子どもを育てたいと思いましたが、
授かるのに時間を要しているうちに、相手との信頼関係からみて、そう育てられるかに不安を感じ、

社会の一員として、親御さん、特にひとり親家庭の親御さんのお手伝いを通じて、

子どもの笑顔を守ることを人生の新たな目標にしました。


迷うなら弁護士に相談を

自分自身も離婚を経験した際、それまでの弁護士としての経験にずいぶん助けられました。

これから、このコラムで、お役に立てそうなことを一つ一つお伝えできればと思いますが、


最初に申し上げたいのは、

離婚するかどうか、迷っているうちから、是非弁護士にご相談していただきたい、

ということです。


離婚したらどうなるか、しなかったらどうなるか。

分岐点の先がより具体的に見えます。


話してみるうちに、気持ちが整理され、今必要なこと、自分にとって大事なことが何か、

優先順位がわかります。


お一人でぐるぐる悩んでいる状態から、一歩抜け出すことができるはずです。


そして、

信頼できる相談相手を見つけたら、考えるのは、今、目の前にある選択肢だけにしてください。


選択の前にその先の選択肢を考えると、

こうなったらこうなる、ならなかったらこうなる、

という形で、予想がどんどん枝分かれして、何が最善なのかわからなくなります。

選択した結果が出たら、また相談すればいいんだ、

と考えるだけで、頭の中は整理され、胸の中もずいぶん軽くなるはずです。



次回は、離婚の方向で考えてみた時、何から始めるべきかをお話ししたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 



このコラムを書いたのは・・・弁護士法人ForPEACE渡邊未来子


1974年茨城県生まれ。東京大学教育学部付属高等学校卒業、早稲田大学法学部卒業。最高裁判所司法修習(第53期)。都内企業法務事務所、一般民事事務所勤務のほか東京法務局、東京国税不服審判所での任期付公務員を経て2019年1月、わたしのみらい法律事務所を開設。2022年11月、弁護士法人ForPEACEに参加。弁護士資格のほか、保育士、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーの資格を持つ。