シリーズ六番目『GEMS茅場町』が開業、「山陰 家富良」と「穴子家 NORESORE」
【ビジネス報道】 平成三十年三月十五日に東京・茅場町にて野村不動産(代取:宮嶋誠一)が、飲食特化型商業施設「水彩を彩るグルメタワー『GEMS茅場町』プレス試食会」を行った。GEMSシリーズは渋谷・市ヶ谷・大門・神田・恵比寿に引き続き、六番目。十六日に開業した。
話題性の高い飲食店を取り揃えて周辺のオフィスワーカや周辺住民、観光客のニーズに応えていく事が目的。平日のみならず土日も、この場所を目的地として人々が集まる茅場町の新しいランドマークを目指す。
山陰から空輸 その日の新鮮な鮮魚を食せる店
ハイムでは関東初出店となる二店舗を取材した。一店舗目は「炉端焼きと旨い酒 山陰 家富良(かぶら)」。山陰とは鳥取・島根を指す。日本海と山岳に挟まれて豊かな自然にが多く、山海の幸に恵まれた地域だ。同店では日本を代表する漁港「鳥取境港」で水揚げされた鮮魚を現地から空輸で直送。地元で親しまれる猛者海老や紅ズワイガニ等の隠れた逸品も仕入れ、毎日新鮮な魚を提供する。また、神話の国「出雲」から香り高き出雲蕎麦や山々の名水から生み出された山陰・地酒を用意した。
食の宝庫としての実力を東京で見せつける。ランチ・ディナー営業で予算は五千円から。喫煙可。プレス試食会では山陰のソウルフードでもある「がいな万灯炙り串」と限定春色メニューの「幻の猛者海老丼」と「桜クリスピーライス」を試食した。
がいな万灯炙り串は三種の練り物で、特に中段の豆腐と魚の練り物にインパクトがあった。幻の猛者海老丼は、もっちりとした桜色のシャリに今が旬という猛者海老を豪快にのせた。原価八割でコスト パフォーマンスが高い逸品。猛者海老は生で提供。猛者海老の賞味期限は短く、水揚げから四十八時間以内でないと生で食せない。プリッとした食感に一尾一尾の食べごたえが良いだろう。関東では生の猛者海老を殆ど食す事ができないという。
桜クリスピーライスは桜肉を一口でパリッ・ピリッ・トロッの三種の食感を味わう事ができる。ライスと桜肉の間に技有りの沢庵。店舗ではピンク醤油と共に食す事を推奨しているが、そのままでも充分に美味しく頂ける。同店は山陰からの空輸で日々新鮮な素材を仕入れている為、毎日同じ料理が味わえないという面がある。店舗から自信を持ってお勧めする食は、一度一会の感動を齎してくれるだろう。
穴子尽くし 蒲焼・御造り・天ぷら・すき焼き
「淡路島を食べ尽くす」をコンセプトにした「穴子家 NORESORE(のれそれ)茅場町店」。ここで味わえるのは厳選して仕入れている選りすぐりの「伝助穴子」を使用した料理の数々。蒲焼・御造り・天ぷら・すき焼き等の調理法で創り上げられた料理を堪能できる。店内は四名のテーブル席から、十二名の掘り炬燵席迄と宴会にも対応している。ディナー営業のみで予算は四千五百円から。喫煙可。
試食会では「穴子の御造り盛り合わせ」、限定春色メニューの「春の食材を使った豪華穴子チラシ」。淡路島で採れた鳴門オレンジを使用した「鳴門オレンジビア」を試食。穴子の御造りでは、薄造り、湯引き、生のれそれ、炙りの四種。薬味は塩、山葵、梅肉、醤油で頂いた。穴子の湯引きは鱧の湯引きと違い、穴子の甘味が感じられ、特に梅肉との相性が良かった。
穴子チラシでは、しっかりと炊き上げた米にイクラ、桜海老、錦糸卵、ガリ等をふんだんにトッピング。お重一つしっかりとした量で、食べ進める事ができるだろう。また穴子の煮切りを上から掛けているので、そのまま食して丁度良いかもしれない。付け合せのあおさ椀がまた、良かった。
GEMS茅場町は十店舗中七店で喫煙が可能であった。春色メニューは、インスタグラムにアップする事で無料になるキャンペーン中だ。三十日迄。
撮影記事:岡本早百合