北欧
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日の日本経済新聞朝刊、NIKKEI THE STYLE
の中でJAPNDIの暮らしという特集があって興
味深く読みました。日本風(Japanese)×北欧風
(Scandinavian)でジャパンディというインテリ
アスタイル。簡単に言うと自然素材を作った
シンプルなスタイル。海外メディアてでは、
「禅の精神」を持ち出すことも多い。2017年
頃に使われはじめたそうですが(知らなかった)
ほとんど普及していないそう(やっぱり笑)。
北欧と和、あるいは北欧と民藝の相性の良さ
は常々感じてるところですが、この記事では
日本と北欧の融合したインテリアスタイルの
実例を紹介しつつその背景を深掘りしていま
した。和に北欧を取り入れる人、北欧の感覚
から和と向き合う人。共通するのは、無駄を
削ぎ落とす、余白を大事にする、古い物を大
切にする、自然との調和。そして日々過ごす
場所をより豊かにしようとする熱意。
北欧建築•デザイン協会理事の塚田耕一さんに
よると北欧5カ国の共通価値観として、手工芸
やシンプルな暮らしを大切にすることがある
と言います。1950年代に黄金期を迎えた北欧
デザインの背景には、良い住環境が良い国民
を作るという政治思想や啓蒙活動があり(一橋
大学太田美幸教授)みんなで豊かになろうとい
う社会民主主義の土壌があった。
日本も北欧も森林率が高く自然への親しみも近い、木への愛着が強いという共通点もある
。日本の民藝にも感銘を受けたというフィン
ランドのデザイナー、カイ•フランクは「どう
してよく似ているのか不思議である」という
言葉を残したそうですが、「用の美」で日本
と北欧はつながる素地があったとしています
。
低成長の時代に入りミニマルな生き方の台頭
とともにインテリアの世界で北欧ブームが起
きたが、前述の塚田さんは、
「大事なのは北欧家具を買うことではない。
家に良い家具があるならそれを長く使う。生活を大切にする。それこそが北欧スタイルな
んです」
と訴えてます。それを民藝にも当てはまると言えます。
民藝の品を買う(テマヒマからすると販売する)
だけでなく、それを長く大切に使い続けることこそが民藝(運動)で、民藝の品を使うこと
で、暮らしを豊かにする、大切にする、こそ
が重要だ、ということだと思います。テマヒ
マはそんなきっかけになる、入口になるお店
でありたいと思います。
日本と北欧の相性がいいという流れで言えば
、世界の民藝品同士、手仕事の品同士の相性
もいいと思います。そして洋の東西を問わず
発酵食品同士も相性がいいですね。
昨日は開店から閉店までお客様が途切れるこ
となく、お越し頂きました皆様ありがとうご
ざいました!ランチで満席の為お断りしてし
まった皆様申し訳ございませんでした。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチのご予約は1組のみでお
席にかなり余裕がございます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を!