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大阪大学男子ラクロス部

【ブログリレー】本多智梨

2022.11.01 01:00

OB、OG並びに保護者の皆様、阪大男子ラクロス部の関係者の皆様、いつも弊部を応援してくださり、本当にありがとうございます。

4回生MGの本多智梨と申します。



リーグ戦6試合を終え、後は入れ替え戦を残すだけとなりました。

短かったような長かったような、これまでの3年半を振り返りつつ、今の想いを書きたいと思います。


拙くまとまりのない文章になりましたが、寛容な心で読んで頂けると幸いです。






私は大学1回生の春、「関西制覇ができる環境がこの部活にはある」と言われて、どうせ部活のマネージャーをするなら強い方がいいなと思い、入部を決めました。



高校の3年間も部活のマネージャーをしていましたが、あまり真剣に打ち込めず、自分は所詮マネージャーだからといった気持ちや、選手に見返りを求める気持ちが少なからずあり、真剣に部活に向き合えたとは到底言えないような3年間でした。


その後悔もあり、大學の4年間は真剣に夢中になれる部活で最後の学生生活を過ごしたいという想いがありました。



しかし、1回生、いや3回生ぐらいまでは関西制覇を常に念頭に置き、自分のやること全てがそこに結びついているという感覚は持てていませんでした。そもそも、本気で関西制覇がしたいのかと言われて、心から肯定できなかったかもしれません。



勿論、目の前の試合に勝てば皆んなと一緒に喜び、仲間がショットを決めたら自分のことのように嬉しく思いました。でも練習の雰囲気だったり、1人ひとりの部活に対する打ち込み方だったりをみて、関西制覇はあくまで目標なのかなと感じ、どこか他人事で、高みを目指して主体的に行動を起こそうという気にはなれていませんでした。


しかし、これは私の他人任せにして全て受け身でいる悪い部分が出てしまった結果ではありました。



そんな自分に後ろめたさを感じながらも、チームの役に立ちたいという思いは常に持っていました。自分の行動が誰かの役に立ったとき、練習メニューをスムーズに進められたときは嬉しくて、部活に対するモチベーションに繋がっていました。ラクロス部にマネージャーとして入ったことに後悔したことはありません。



しかし、このラクロス部での生活、これからの人生に後悔のないようにと思って臨んだ最後の1年は、とても苦しかった1年でした。秀でた発想力も思考力もない、大した取り柄のない自分に不甲斐なさを感じ、自分の弱さが顕になる場面が何度もありました。周りのプレッシャーに押しつぶされそうになって、苦しい時期もありました。見えない何かに怯え、初めて部活に行くのが嫌に思ったこともあります。何度も自分を情けなく思いました。


でも、何より周りのみんなの頑張りが目に見えて伝わり、自分も頑張らないとという気持ちになれました。そして、4年間で1番、このチームで絶対に勝ちたい、一部昇格したいと思わせてくれるチームでした。

そしてスタッフのことについても多くの選手、コーチの方が気にかけてくださり、一緒に考えてくれたことを感謝したいです。


この部活に入って本当に良かったなと思えたのは、スタッフだろうとプレイヤーと同等に1ポジションを担い、選手と同じ熱量で、各々の役割をこなし、勝利に向かう環境がここにはあったからです。


ラクロス部のスタッフ、特にマネージャーの業務は幅広く、専門性が低い分、自分じゃなくてもといいと思うこともあるかと思います。でも、グラウンドでの業務でも自分の係の仕事でも、何かしらの工夫を凝らし、チームに貢獻できる方法を探していく過程で自分らしさが出るんじゃないかなと思います。





偉そうに言葉を並べましたが、今の1、2回生は既に自分のやるべきこと、貢獻できる道を見つけられていると思います。

常々私もいい刺激を受けています。本当にありがとう。ブログを読んでいる中でも、多くの4回生が後輩から良い影響を受けている感じています。これもチームがいい方向に向かう要因の1つであることは間違いありません。

来年以降も悩みながらも、常に前向きにチームと向き合って欲しいです。





最後になりましたが、入れ替え戦まで残り3週間程、このチームで最後に勝って笑って終われる日を迎えるために、自分の言動全てが一部昇格に繋がると信じて最後まで頑張りたいです。


次は、大学生活を満喫するがために私と同じ內定先を蹴った 4回生FOのこうすけです。その事実も悲しいですが、それを人伝に聞いたのがもっと悲しいです。

その原因となった長期の怪我からの復帰を果たした彼の心境に期待大です。