中小企業のホームページに欲しい"お客様の声"
新型コ〇ナの感染拡大の勢いが落ち着いてきた印象がありますが、まだまだ中小企業には売上・人材の問題は深刻です。
特に売上や人材不足で悩んでいる場合は、新サービスを開発したりコストや働き方を見直すなど何かを改善する必要があります。
そんな時にとても参考となるのが"お客様の声"。
アンケートに答えてもらう形式ではなく、じっくり話す話を伺う機会を設けると「サービスの向上に役立つ話」が聞けることがあります。
そこで今日は、この"お客様の声"のメリットや集め方についてお話したいと思います。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
"お客様の評価"はキラーコンテンツ
「お客様の声」は、その会社を利用した評価。ですから、ホームページを見た人が問い合わせをするかどうかの目安になる重要なコンテンツです。
提供するサービスを利用した後のことがイメージしやすくなり、他社より優れている証拠にもなります。特に初めて訪れた人や高額な費用が発生するサービスには安心感や信頼感を与えてくれるもの。
結果、迷っている見込み客の背中を押してくれるのでキラーコンテンツだと言えます。
また、ホームページで公開することによって社内で情報共有できるので、社員ひとりひとりが自信ややりがいを持てるようにもなる。
お客さんに向けた効果だけでなく、社内にも良い効果があるのです。
"生の声"は社員教育やコンテンツ作成にも役立つ
その他にも「お客様の声」は、社員教育やコンテンツの改善点を知るにも役立ちます。
会社経営は社長だけではできません。社員ひとりひとりの存在があって成り立つものなので、「お客様からの生の声」はその行動や態度を見直すキッカケになります。
また、ホームページの文章やキャッチコピー作りにもとても参考になります。
ついつい売り売り的な傾向になりがちな文章も、お客様の目線で指摘されることで改善点がハッキリします。
今まで気づかなかったサービスのアピールポイントも知ることができるので、これまで強みが出せなかった場合の悩みも一発で解決です。
インタビューで聞き出せる"今後の見込み"
「お客様の声」集めは、インタビューすることが大切。決してアンケート用紙やメールでのやり取りはおススメできません。
お客さんに文章を書いてもらう場合、簡略化されてしまうことが多いので直接聞き出す方が長い文章になるのでおススメ。 また、インタビューだと会話に流れが生まれ、「実は、これから...」と言った今後の見込みを知ることができます。
円安に物価高など景気に影響する出来事が多い中、会社が生き残るためには、将来の売上も確保しておくことが大切。
インタビューを通じて今後の計画を知ることができれば、新たな提案も可能となります。
「お客様の声」の集め方
「お客様の声」を集めるには、手間はかかりますが、直接インタビューすることがベストです。
大手企業の中には、営業担当者が必ず客先訪問時にインタビューしてくることを義務化しているところもあると聞きます。 そして、その録音テープをなんと社内会議の場で全員で聞くんだとか。
それほど生の声を大切にしている会社があるほどです。
スマートホンで会話を録音し、帰ってからパソコンに繋いで無料のアプリで文字起こしをすれば文章化も簡単。
録音することで会話に集中できるので、リアルな声が集められます。
まとめ
如何でしたか?
今日は「中小企業のホームページに欲しい"お客様の声"」と題してお送りしてきました。
「お客様の声」はホームページのコンテンツとしては最強です。 最近は集めた生の声を参考にサービス改善に活かす会社も増え、売上に影響のあるコンテンツとして認知されています。
インタビューや原稿作成など、ページ作りには手間がかかりますが、まだの方は是非やってみる価値はあると思います。