王将戦第一局
明けましておめでとうございます。
今年も引き続き藤井竜王を応援してまいります。
1/9・1/10に静岡県掛川市にある掛川城二の丸茶室にて行われました
王将・名人・棋王の3つのタイトルを保持する渡辺王将とのタイトル戦です
現在8つあるタイトルのうち7つをこの2人で占めていることになります
この2人は一昨年・去年の棋聖戦で戦っています
一昨年は藤井竜王が挑戦者として挑み
去年は渡辺王将が挑戦者として挑み
共に藤井竜王が勝利しています
去年の棋聖戦では渡辺王将はそれまで38回タイトル戦に出場していますが
一度もストレート負けをしたことがないという伝説を持っていましたが
初めてストレート負けを喫したタイトル戦となりました
今回の対局場となる掛川城では渡辺王将は過去6回タイトル戦を行っていますが
全勝という記録を持っています
今年はどうなるか?
今回のタイトル戦は史上初の3冠対4冠の頂上決戦となります
1/9(日)
振り駒により藤井竜王が先手となりました
午前中は割とスムーズに進んでいったのですが、昼休憩前の41手目
藤井竜王が8六歩と指した手が周りを驚かせました
「なんだこれは!えー、うそでしょ!」
「何が起きたか分からないぐらいの衝撃。
初心者が指したら“何だ、この手は”と怒られそう」
「修行時代も含め40年くらい将棋をやっていますが
こういう手は見たことがありません」
「△8六歩がいい手だというなら、私が習ってきたことは全て間違いだったことになる」
との意見が周りから出ました
渡辺王将もこの手は全く予想もしてなかったようで
昼休憩を含む151分の大長考となりました
そのこともあってか、午後は5手しか進まなく47手目を藤井竜王が封じて終了します
1/10(月祝)
明けて2日目
封じ手は3五歩でスタートしました
2日目一進一退の戦いが夜まで続き
お互いが1分将棋になるも互角の戦いとなりました
その後、AIの評価値を見る限りで逆転、再逆転の繰り返しだったようですが
AIの示す手が人間の考えをはるかに凌駕する手だったようで
棋士の2トップの二人といえど、1分将棋の中ではその手にたどり着くことはできなかったようです
この殴り合いのような戦いを最終的に制したのは藤井竜王となりました
139手を持って渡辺王将の投了となりました
冒頭に書いたように渡辺王将の掛川不敗神話も崩されることになりました
さて、恒例の罰ゲームの写真は下のリンクから見て下さい