小テストの積み重ね。
小学5年生に、小テストの一つ一つの
積み重ねの重要性について、改めて
話をしてゆきました。
たとえば、国語の小テストは
はっきり言ってそのままの出題で、
範囲の漢字を丁寧に学ぶだけでよく、
算数の小テストは予習シリーズの
計算問題集の範囲を超える問題は
初回では出題をしません。
本当に、基本の確認のための小テストなのです。
改めて、小テストの目的と、小テスト対策の
方針について話をしたところです。
親御さんにも共有されるように、
ここに書き残しておきます。
国語の小テストは、教材の通りに出します。
算数の小テストは、計算問題集の範囲と、
授業でここは出題する、と言った範囲に
限定されています。
予習シリーズの練習問題は、取り組んでも
解けない子もいますから、それは解説を見て
意味が納得できれば良いです。
予習シリーズはまずは基本問題と、
授業内で指定した練習問題が完璧に
なるようにご自宅で取り組んでください。
もちろん、難関校受験をする子は練習問題まで
綺麗に演習し、分からない所は
質問を用意して持ってきてください。
塾で最下位からスタートした女の子が、
一人着々と下克上を図っています。
以前ブログでも紹介しました、土曜日に
たまに顔を出す女の子です。
今日は国語の漢字は全て満点にし、
算数も、短い期間ながら技が増えており、
「お?これはいいね。」と解答を見ながら
思いました。よく復習をできている子の
解答というのはすぐに見て分かります。
以前の地理テストもしっかり合格点を
取ってきていました。
目下の課題は、小テストで毎回出している
割合の正答率が上がらないことです。
「君たち、いつになったら小テストの
復習を毎週するようになるの?問題の
レベルをいつまでも上げられなくて
本当にやる気あるのか疑問なんだけど。
もう何週間同じ問題出して、同じように
解説をしていると思ってるんだ。
来週も同じような問題出すから、
絶対小テストの復習をしなさい。
課題だけやってるようなしょぼい
学習の仕方をしていたら、君たちの実力は
いつまで経っても先生がどうこうできる
範囲でしか向上しないのだから。」
漢字テストの結果についても実際かなり叱っていて、
「君たちは根本的に間違ってるんじゃない?
出来ないなら俺はいっぱい課題を出すよ。
今は週に1周だけ解いて、あとは書けない漢字の
復習を各自やれば良いようにしてるけど、
半分も取れてないなら週の漢字の課題、
5倍くらいに増やしてもいいんだよ?
俺は痛くもかゆくもない。お互いに楽に、
自分で考えて出来るような課題スタイルのうちに
必要なことを自分で考えて取り組めるような
習慣を作ろう。俺も強制して、させて、
出来るようになったとかいう面倒なやり方は
あんまり好まない。ただ、それは結果を
求めないのとは違う。方法が各自に
委ねられているうちに何とかしろって言っているんだ。
君たちはそんなに愚かじゃないだろう。
毎週毎週をもっと大切にしろよ。
一年は50週間しかないんだぞ。」
小テストのポイントをしっかり掴み、
週あたりに焦点化する学習について見直しましょう。
どうせ夏休みはいっぱい時間をかけて
応用問題に取り組みますが、その基礎となる
事柄を毎週の小テストで確認しています。
どの時期に何を積むのか、改めて
生徒と共有し、親御さんとも共通認識を持って
取り組んでゆきたいと思っています。