伊奈学園トランペット公開レッスン
東京音大からお話しをいただきまして、埼玉県にある伊奈学園総合高校へ公開レッスンに行ってきました。
伊奈学園は吹奏楽をされている方はきっとほとんどの方がご存じだと思いますが、吹奏楽コンクール全国大会にも多数出場されているとても素晴らしい演奏をされる高校です。以前、東京音大吹奏楽アカデミー専攻の授業でも、伊奈学園をご指導されている宇畑先生にお越しいただいたことがあります。
伊奈学園は「学系」という、進路の方向性をより具体的に決め、それに沿った授業内容を受けることができる学校で、芸術系の音楽を選ぶ生徒さん(多くは吹奏楽部に所属しているようです)の授業の中で、年に数回このような音大の講師が来校し、公開レッスンをすることがあるようです。
今回は東京音大からピアノの大竹紀子教授、クラリネットの重松希巳江先生(元新日本フィル首席)、平子ひさえ先生(吹奏楽アカデミー講師、元シエナウインド)の方とご一緒させていただき、同じ時間に4つの教室に別れて公開レッスンをしました。
トランペットは2年生と3年生の生徒さん2人がそれぞれソロ曲と教則本から演奏を聴かせていただきました。おふたりとも日頃から吹奏楽でたくさん演奏経験を積まれていること、吹奏楽部を長年ご指導されている宇畑先生の素晴らしい音楽性に触れていることもあり、非常に音楽的で温かい音だったのが印象的でした。
今回のレッスンでは、トランペット以外の金管楽器の生徒さんもたくさん聴講されていましたので、できるだけ金管楽器全体に関連すること、例えば音域変化とかタンギング、そもそも金管楽器がどのような原理で音が出るのかなどの解説と実践も含めて行いました。
みなさん非常に真剣に聴いてくださっていて充実した時間になりました。
ずっと宇畑先生が近くで聞いていらっしゃったので緊張しましたが(笑)
1時限分のとても短い中でのレッスンだったので、数%程度しか伝えられなかったのですが、少しでもこの先に役に立ってもらえれば幸いです。
今回声をかけてくださった東京音大の平原先生(学生時代のすぐ下のホルンの後輩でもあります)、伊奈学園のみなさん、宇畑先生、ありがとうございました!
荻原明(おぎわらあきら)