「1ドル=150円」円安物価高騰は来年2月に本格化
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【転載開始】
■11月は牛乳など800品目超が値上げ・・・
「1ドル=150円」円安物価高騰は
来年2月に本格化
公開日:2022/11/02
うさぎ相場は跳ねるというが・・・
(C)日刊ゲンダイ
2022年は残すところあと2カ月。
年の瀬まで値上げラッシュに襲われる
一年になりそうだ。
もっとも、来年の雲行きも相当に怪しい。
今年最多の食品値上げが実施された
10月に続き、11月も幅広い品目が値上が
りしている。
帝国データバンクが10月末にまとめた
集計によると、主要食品会社が実施する
11月の値上げは800品目超。
10月の6699品目と比べると規模が小さ
いが、買い置きが難しい牛乳・乳製品の
多さが目立ち、懐へのダメージは決して
小さくない。
ホットミルクがおいしい季節だ。
育ち盛りを抱える子育て家庭がケチケチ
しなければならなくなるとしたら、
忍びない話だ。
乳業大手は1日、飼料価格の高騰に伴う
生乳価格の引き上げなどを理由に、
家庭用の牛乳・乳製品を一斉値上げ。
明治、森永乳業、雪印メグミルクの
大手3社で合計262品目に上る。
牛乳などの出荷価格は2.8~10.2%上昇。
店頭で190円台だった牛乳は、200円超
にハネ上がる。
■家計負担は8.6万円増
一連の値上げラッシュの背景にあるの
は、ロシアが仕掛けた侵略戦争の影響に
よる穀物不足。
そして、日米金利差の拡大が招く
スピード円安による輸入物価高だ。
節目の150円を突破した円相場は売り
圧力にさらされており、企業の価格転嫁
は来年以降も続く。
ニチレイフーズは来年2月1日納品分
から家庭用冷凍食品の約95%の出荷価格
を約6~20%引き上げる。
メルシャンも同日納品分からワイン
約480品目、梅酒12品目、焼酎44品目
の出荷価格を最大で12%引き上げると
いう。
経済ジャーナリストの荻原博子氏は
こう言う。
「企業が商品販売にあたり、原材料の
供給元など関係先と契約するところま
でさかのぼると、消費者の手元に届く
までにおおよそ2カ月を要します。いま
店頭に並んでいるのは、1ドル=135円
ほどだった時点で仕入れ契約を結んだ
商品なのです。150円前後が続く足元
の円安の影響は来年2月あたりに反映
されることになる。ウクライナ戦争は
終わりが見えず、日銀による金融緩和
はやめるにやめられず、不確定要素が
多い。岸田政権が打ち出した総合経済
対策は財政支出が39兆円にも上るのに、
電気料金やガス料金などの激変緩和に
6兆円しか回さない。標準的な世帯で
4.5万円の家計支援にしかならない。
ドサクサ紛れのバラマキそのものです」
みずほリサーチ&テクノロジーズの
酒井才介氏の試算によると、22年度の
2人以上世帯の出費額は前年度と比べ、
平均8万6462円増えるという。
4~9月はこれまでの実際の為替水準、
10月以降は1ドル=150円が続いたと
仮定だ。
160円、170円へと円安が進めば、
もちろんこの限りではない。
【転載終了】
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賃金が上がらず、消費が冷え込んで
いる今、さらなる円安で消費マインド
が冷え込む倍返しにあっている感じで
すね。
「アベノミクス」による円安誘導で
輸出大手企業の賃金が上がっても、
多くを占める中小の輸入企業の賃金が
上がらなければ消費は増えないと思い
ます。
内部留保を増やすことに労力を使い、
従業員の生活を考えない日本の経営者
のダメさ。
それは家電メーカーの凋落に現れて
いますね。
各白物家電の上位5位までを中国、韓国、
アメリカが占めています。
技術力が上がった中国が低価格で販売
の主流になり、価格の高い日本製品が
完全に締め出されてしまっています。