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劇団いかるが第二十二回公演

2022.11.02 03:28


いよいよ今週末に迫りました。

劇団いかるがの公演

聖徳太子生誕1450年記念作品

「厩戸皇子」うまやどのみこ


2年前にボイストレーナーとしてレッスンした時から気になっていた一人の劇団員。

若手で内にキラリと光る物を持っていながらも、自分をさらけ出せずに悶々としている波動のようなものを感じていました。

長く指導していると「これはいける」という感が働く時があります。

彼もそのひとりでした。

でもなかなか大きな声を出すこともできない。

時間を取って、彼の内臓に潜む臓物をじわじわと引っ張り出す様に話しかけました。

ある時、ボイススクールに4年通ってくれている三宅さんから

「彼は空手の黒帯なんですよ」と聞きました。

ん? ホントに?


空手は体の軸がブレてはできないはずなのに、なんとなくいつもゆらゆらとビシッと立つことができていなかったのです。

お芝居のお稽古になると肝が据わらないなんて。

ナヨナヨした武闘家を見たことないですもの。

彼の中の迷いや不安を感じました。

これまでの芝居経験の中で未消化で自信が持てていないなと考えました。


そこで台詞を話す時は「空手の試合のように構えて、お腹から声を出す!」

ということを口酸っぱく言い続けました。

すると彼の表情が少しづつ輝いてきました。


ボイストレーニングだけでなく企画・演出も手がけることができた

今年五月の公演、夏の朗読会の二部では彼が宮沢賢治を演じての「雨ニモ負ケズ」からスタート。

その後も宮沢賢治「よだかの星」のよだかを見事に演じました。


そして、今回の本公演では厩戸皇子を演じます。

自分のことのように嬉しいです。

こういう時のために「感無量」って言葉があるのだなと実感。

こうやって、指導する方々の中から一人でも多くの人が脚光を浴びられる様に頑張りたいと思います。

勿論、他の劇団員が上手だからこそ素晴らしい作品が出来上がっていきます。



今年は初夏からお盆まで体調を崩し、皆さんに多大なご迷惑をかけてしまいましたが、まだまだ私も夢に向かって駆け抜けていきます!



古都の秋は劇団いかるが公演から🍁