【アウトドア専門店 店頭で聞かれる質問まとめ】ガス缶・ガスカートリッジ・OD缶について
こんにちは!アウトドアーズ・コンパスの武田です。
今回は寒くなり始めたこの時期にお客様からよ~く聞かれるガス缶の質問について、アウトドア専門店らしく回答をまとめてみました。
燃焼の仕組みや理系的な話は生涯文系である私には手に負えないのでメーカー イワタニプリムスさんのHPをご確認ください。
とりあえず、店頭でお客様から聞かれるガス缶についての質問TOP3がこちら!
- 1位 バーナーとガス缶のメーカーは一緒じゃないとダメ?
- 2位 大きいサイズと小さいサイズは何が違うの?
- 3位 ノーマル缶、ハイパワー缶と色々あるけどどれがおすすめ?
まずは、2位に圧倒的な差を見せつけランクインした第1位の質問から。
Q.バーナーとガス缶のメーカーは一緒じゃないとダメ?
A.基本的にはダメ。ただし緊急時は、、、。
基本だめです、ダメったらダメ!!
理由は至極シンプルで、、、。
どのメーカーさんも注意事項に「他メーカーのガスは”絶対に”使用しないでください。」と書いているから。
皆さんよく考えていただきたいのですが、メーカー側がバーナーの安全性をチェックするために使用するガスはどこのガスを使うでしょう、自社のガスに決まっています。
だからこそ、「商品検査する時に使用したガス以外の物を使ったら、何が起きても知りませんよ~。」
という1文があればもっとわかりやすいのになぁと思ったりしますが。
ちなみにこちらの金具部分、一部メーカーはほぼ同じ金型を使用しているのでその場合はメーカーが違えど使えると言った話はよく聞きますが、ここはグレーゾーンとさせて頂きたい。
どうしても使用するガスが他メーカーしかない場合は、自己責任でGO!!
次は、第2位の質問です。
Q.大きいサイズと小さいサイズは何が違うの?
A.ガスの容量が違うだけです。
特にこちらの質問に関しては上記の回答が全てなんですが、今回はサイズによってどれくらいお湯が沸かせるかや、スタッフ武田がこのパターンならこの容量を持っていくといった具合の話を!
左 IP-110、真ん中 IP-250T、右 IP-500T
このIP-○○の部分の数字がガスの容量を表している訳でございます。
ちなみに、今回はガスバーナー側の燃費や外気温は一切無視して一般的な数値でお話ししていきます。
- 110サイズ 燃焼時間約20~30分
- 250サイズ 燃焼時間約60分
- 500サイズ 燃焼時間約120分
基本的に1L沸かすとしても5分あれば十分なので、
- 110サイズ 5回分(1Lのお湯を沸かす回数)
- 250サイズ 約10回(1Lのお湯を沸かす回数)
- 500サイズ 約20回(1Lのお湯を沸かす回数)
となるのが分かりますね。
日帰り登山~1泊2日のテント泊程度であれば「110サイズ」、
1泊2日のテント泊(秋、冬)や長期縦走等であれば「250サイズ」、
普通のキャンプで使う場合やガス缶の重さやサイズが気にならない場合は「500サイズ」、といった感じで僕だったら使い分けると思います。
とりあえず困ったら250サイズ買っておけば、まず間違いありませんので('ω')ノ
最後、第3位の質問です。
Q.ノーマル缶、ハイパワー缶と色々あるけどどれがおすすめ?
A.使う場所がどんなフィールド(標高)か、またどんな気温かで選びましょう!
寒い時期になったら聞かれる質問なら堂々1位のこちらですが、話せばかな~り長くなるのでシンプルに説明しますと、、、。
寒い時期(15度以下)or標高1,500m以上の場所→パワーガス缶
それ以外のいわゆる3シーズンかつ低山(キャンプ場等含む)であればノーマル缶で基本問題ありません。
左 ノーマル缶、右 パワーガス缶
写真を見て頂くと分かりますが、それぞれ入っているガスの種類が違います。
パワーガス缶の方は、寒冷期や高所などでも問題なく使えるようなガスを配合しているのです。
その分ノーマル缶に比べると割高ですが、山頂で冷や飯食いたくなければパワー缶をお勧めします(´_ゝ`)
今回は、イワタニプリムス社のガス缶でご説明しましたが、他社のガス缶でも大体一緒の表記なので選ぶ基準は問題ないかな~と思いますが!
不安な部分や分からないところがあれば店頭スタッフまでお気軽にご相談くださいネ!
それでは、皆様のご来店をお待ちしております~。