嬉しいミス🎵
先日の音感のレッスンでは、オレンジ色までの6色の和音の聴き取りを行いました。3歳の生徒さんです。
オレンジ色の和音を聴き始めてから、いつも絶対に間違えない赤色の和音と間違えてしまうことが多くなりました。しかし、これは嬉しい〈ミス〉=〈第1のミス〉なのです。
トレーニングで覚える9個の和音は3個ずつ「響き」が似ています。赤色はドミソ、オレンジ色はミソドですので、構成音が同じです。そのため、音の「響き」で覚えている子どもにとっては、つまり「絶対的な聴き方」で聴き始めている子どもにとっては、区別することが難しいのです。
しかし、「音の高さ」を比べて聴けば区別は簡単にできます。実際「相対的な聴き方」をしている子どもは〈第1のミス〉はほとんどしません。一方、「絶対的な聴き方」ができ始めている子どもは、練習の途中で必ず〈第1のミス〉をするようになります。
したがって、〈第1のミス〉は、音を「絶対的な聴き方」で聴き始めているという証拠=「絶対音感を約束するミス」なのです。この〈第1のミス〉を一度もせずに「絶対音感」がついた生徒さんはこれまで一人もいません。
〈第1のミス〉がしばらく続いた後、だんだんこのミスが消えていき、最後になくなる時期が来ます。その時が、和音が単音に分化して、「単音の音名」が分かる様になる時です。そして、その時が、ついに「絶対音感」がついた時なのです。
今は、赤色とオレンジ色以外の、他のミスがなくなる様に練習をしているところです。自信を持って答えられる様に練習しています。紫色まで、あと一歩です🎵
福原ピアノ教室では、「できる!」という経験を積み重ねることで楽しくレッスンを行っております。
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