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Haruna Terazono

週末は家族

2018.03.25 16:04

固定概念に縛られるな!

週末は家族」/桂望実

週末は家族」は、

"普通は"、"一般的には"

っていう考え方を

無責任に押し付けないように

しようと思わされる作品。


劇団を主宰する夫婦が

ビジネスのために

児童養護施設で暮らす

10歳の女の子を

週末だけ里親として

預かることにする。


養護施設で育つ

子供たちの生活や気持ちが

生々しく描かれていて、

子を持つ母として

胸がいっぱいになる場面も

多々ある。


当初夫婦は、子供を

利用しようと思って

里子を迎えたけれど

次第に里子をかけがえのない

存在だと感じていくことに。


週末は家族」の

妻、夫、里子は

それぞれに世間からは同情される

事情を抱えているんだけど、

無責任に幸福論を押し付けてくる

人たちの目を気にしないで

生きていく方法を見つけていく。


誰しも幸せになるためには

こうすべきだと思い込んでる形があって

自分がそれに当てはまればよいけど

そうじゃない場合は

一般論に縛られて

本当に自分が求めているものを

見失ってしまうこともある。


最悪なのは

他人にあやふやで無責任な一般論を

振りかざすことで

相手が望んでいない方向に

誘おうとすることだ。


不確定な”普通”に負けずに

自分はどうしたいのか

しっかり考えて貫くべきだと

週末は家族」を読んで気づかされた。


母乳じゃないと

小さいうちから保育園なんて

子育てをしていると

様々な神話、信仰が存在していて

無駄に悩まされることがある。


”母乳で育てられないなんて子供が

かわいそうだ”と言う母乳信仰には

産んで最初に直面した。


母乳が出ないとどんなデメリットがあるか

きちんと頭で整理できないまま

とにかく”出ない=ダメなお母さん”と言う

空気に流されてしまった。


それから、まだ赤ちゃんだった長女を

保育園に預けて働きはじめたときに

知らないおばさんに駅のホームで

”子供を預けて働くなんて

頭がおかしい”と言われたことは

一生忘れない。

これは、典型的な3歳児神話。。。


前にも書いたかな?

自分の常識を人に

押し付けることが正義だ

と思って

人を傷つけていることに

気づかない鈍感さって

許しがたい。


それでも私は、

様々な信仰神話に左右されずに

我が道を行けるほど

自分の方針を全然確立

できてないから迷いばっかり。


”誰に何と言われようと!”と

思えるくらい

自分をしっかり持ちたい。


そんな私にも嬉しいことが一つ。

今年度一度も休まずに

幼稚園に行ってくれた娘。

連絡帳を開くと先生から

皆勤したことに関して

”お母さんにも拍手です”との言葉が。


この一年、ダメダメな母

だったけど、一つは達成できたかも。


あ、母乳だけで育てられなかったけど

長女は今のところすこぶる健康だ。


小さいときから当たり前のように

保育園に毎日行ってたから

幼稚園に行くのを嫌がらずに

皆勤できたんだ。

3才児神話も今のところ

あてはまらない気がする。


とにかく、背伸びせずに

できることを

やっていくことが大切だな。


それから”普通は””一般的には”と

誰かに同情したり

意見をしたりしないように

気を付けよう。

写真左は大好きな

回転ずし屋さんの桜鯛。

桜の塩漬けがマッチしてて

おいしかった。

春だ~!!!


右は、今年度最後のお弁当。

卵焼きに焼き魚のほぐし身。

きんぴらごぼう、

サツマイモのレモン煮って

最後にすごい渋いラインナップに

なってしまった。

長女は無敵のプリキュアふりかけ

さえあれば満足みたいだけど・・・