カット&ペースト
カット&ペースト
Cut & Paste
2007年10月26日 TOHOシネマズ六本木ヒルズにて(第20回東京国際映画祭~アジアの風~)
(2006年:105分:エジプト:監督 ハーラ・ハリル)
インドと並んで映画大国なのがエジプト・・・と話には聞いていましたがなかなか日本では公開になりません。
『炎のアンダルシア』くらいしか観たことがないのです。
この映画は、現代恋愛ものですが、ボーイ・ミーツ・ガールではなくて、ニュージーランドに移住したい男女が、偽装結婚する、という顛末。
移住するのに、26点(年齢、職業、収入など)必要でも、主人公、電気工の男性は、点数が10点にも満たない。
でも、結婚・・・つまり既婚者ならば一気に33点になる!
ってところが日本と違う、エジプトお国事情です。
日本だったら、海外に移住するのにそんな国の規制は厳しくないけれども、独身者はなかなか移住はできないのですね。
しかし、最初は偽装契約結婚のはずが・・・だんだん惹かれ合う男女のあれこれ。
この映画、顔のアップがとても多くて、女性のハダカのシーンなどはない・・・ので、恋愛ものといってもなかなか制限がきついのだろう、と思いますが、個人的には顔のアップの連続映画は疲れてしまいました。
タイトルになったカット&ペーストというのは、歌のしりとりのようなもので、そこら辺が映画にからんでくるのか、と思ったら、あまりからまず、ひたすら男女の顔のアップと会話。
最初に相手を好きになってしまうのは男性の方なのですが、女性は・・・といえばあまりハキハキと気持が決まらない。
でも、なんとな~く、最後は丸くおさまってしまうのでした。印象としては、なんとなく丸くおさまってしまう恋愛ドラマ?
恋愛を描くのも難しいものです。