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yoyo

かえるまんじゅう

2022.11.04 13:55

職場の机にかえるまんじゅうなるもの(愛知のお土産らしい)が置かれていた。箱の裏はカエルのペーパークラフトになっていて切り取って遊べるらしい。子どものために持って帰ろうか、でも部屋が散らかるだけなんだよなあと思い仕事に戻るも、上司が箱を潰したときつい「あっ」と口にしてしまい、その流れで持って帰ることになる。

お風呂からあがって、箱を切って、山折り谷折りしてカエルのペーパークラフトをつくる。画用紙にカエルの池や水草や蓮の花を描いて遊んだ。それから子どもは「カエルさんと寝る」と言い一緒にベッドに潜る。そろそろ寝たかなと思うと、突然カエルを触りだして「お布団かぶる」と言いだす。布団をかけると「カエルさんも」とカエルに布団をかけた。そうして「抱っこしてほしいんだって」と言いカエルを抱えて眠った。こんなにカエルが大切にされていると、かえるまんじゅうの贈り主は思いもしていないだろう。

子どもはしばしば道端に落ちている葉っぱやドングリを見て、その一つ一つの違いに目を光らせて、ひときわ赤いものや大きなもの、小さいものなど、自分の好みにあうものを見つけて掴んでずっと手放さないでいる。私はそもそも落ち葉そのものに気づかない。子どもと過ごしていると、世界は大切なもので溢れているのだなあという感覚になる。