VRアドベンチャー(ラグナシア )
ラグーナテンボス ラグナシア (パイレーツ ブラストにて開催)
パイレーツブラストという屋内型コースターで実施中のVRコースター。コースレイアウトがわからない方が面白いかもしれないと、通常盤よりも先に、VR版に乗ったが、乗った印象は全然違うものだったので、あまり関係ないかもしれない。VRのアトラクションはUSJのXRライドしか乗ったことがないので、楽しみにしていた。だが、あまりにもクオリティが違いすぎてビックリしてしまった。もしや初めて体験したVRで、ベストなものに乗ってしまったのではないか。はっきり言って、VRアドベンチャーはUSJのXRライドに比べて、色々な面でショボすぎた。
「未来都市〜High up in the Sky」というタイトルのVRで、小型の宇宙船のようなものに乗って未来都市をテスト飛行するという内容になっている(特にストーリー性はない)。映像の解像度は低く、コースターの動きとのマッチングもイマイチ。映像の方がかなり遅れてるように見えた。特に気になったのが、コースターに乗っているという実感が全くない点。XRライドでは実際に進んでいる、落ちているという体感があったが、VRアドベンチャーでは、アゴ紐でヘッドマウントが固定され、ヘッドフォンも付けているという状況のせいか、現実に動いているというよりも、ただ映像を見ているという感覚の方が強くなってしまっている。わざわざコースターに乗る意味を感じなかった。
また、乗車するまでの準備や説明の時間も長すぎる。最初の説明をする部屋で一度ヘッドマウントをつけてテストしないといけないのも面倒だし、効率が悪い。その割には僕の後ろに乗っていた女性は最初から最後まで全く映像が動かなかったと言っていた。
これはアトラクションとしての評価とは関係ないが、一番驚かされたのは、コースターが最後に屋外に出るのに、その実感が全くなかったことだ。特に映像に熱中できていたわけでもないのに、屋内と屋外で全く違いを感じなかった。やはり目と耳の情報は強く、人間の感覚なんてそんなものだと考えると本当に恐ろしい。