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Haruna Terazono

春、戻る

2018.04.08 15:59

2018年花見に失敗?!

今年はあっという間だったな~

暖かい!

桜開花!

出かけたい!

そんなときにかぎって

熱を出すのが子供。。。


赤ちゃんっておかあさんの免疫に

守られているから

半年くらいは風邪引かないって

聞いて油断してたら

次女、4ヶ月直前に発熱。。。


長女が咳してるから

もらっちゃったんだなぁ。


テレビで桜並木を見ると

外に出たくてたまらなくなるから

電源オフ。

ラジオの開花情報とか春っぽい選曲も

うずうずしちゃうから

電源オフ。


しーんとした部屋の中に

小さく響く次女の寝息を聞きながら

産後でものすごく増えた

抜け毛を拾い集めるように

雑巾がけをして過ごした。


そしてベランダから公園の桜が満開に

近づいていくところを見て

桜にはゆっくりゆっくり咲いてと

次女には早く早く良くなってと願った。


次女はまだ小さいから

急変したらどうしようとハラハラしたけど

熱が下がって食欲も戻ってきて

無事回復!!!


お花見解禁!


・・・と思いきや


長女とお弁当の準備していたら

はしゃぎすぎた長女が壁に激突して

おでこにおっきいたんこぶが。。。


お花見がまた遠退いくっっ


大したことなくて良かったけど、

子供って何度もぶつかったり転んだり

したりしても学ばないのだろうか。


桜が散ってしまう~っっ


そんなこんなでたくさん我慢したから

今年のお花見はちょっとだけだったけど

喜びは大きかった。

消したい辛い記憶も大切な時間

春、戻る」/瀬尾まいこ

春、戻る」は、

主人公の前に、ある日突然

年下の兄が現れるところから始まる。


この自称兄は、

結婚を控えているのに

どこか人生を諦めてしまったように

流れに身を任せながら生きている

主人公の背中を

めちゃくちゃな方法でガンガン押して

主人公の気持ちを前向きに修正していく。


春、戻る」も、全ての登場人物が

やさしい心を持っている

瀬尾作品だから、

春のやわらかい日差しのように

心をポカポカにしてくれた。


兄の正体を謎解きしつつ

自分自身も辛かった時期を

思い出して、

あの頃大変だったけど、

嫌なことばっかりじゃなかったな。

と思うことができた。


辛い時期を全て否定してしまったら

気分はどん底なのに

何とか生き抜いたあの頃の

自分が可哀そうすぎる。


また負のスパイラルに

陥ってしまったとしても

(嫌だけど・・・)

その中に振り返った時に良かったと

思えることがあるはずだと信じて耐えよう。

(負のスパイラル、嫌だけど・・・)


素敵な春を迎えられることは

とても幸せなことだ。