微かな澱み。
Naoyaです。
今日は二十四節気の19番目、立冬です。肌寒さと気温上昇による寒暖差を味わいながらも、いつしか秋が終わりを告げて冬の到来です。暦の上では、今日から立春の前日までが冬となります。
相変わらずちょくちょく映画館に足を運んで、映画を観ています。最近、スペインのペドロ・アルモドバル監督の新作「パラレル・マザーズ」と短編の「ヒューマン・ボイス」が同時に公開されたのですが、時間帯が異なったので「パラレル・マザーズ」だけを公開日翌日の午前中に観ることにしました。観終わって自宅に帰り、家の用事と仕事を少し終わらせたところで時計を見たら、「ヒューマン・ボイス」に間に合う時刻。本当は別な日に観ようと思っていたのですが、ひらめきで即決で家を出て再び劇場へ足を運びました。映画の帰り道で友達とバッタリ遭遇して、久しぶりに1杯呑むことに。とてもいい時間になって、観に行ってよかったです。
僕はフットワークがかなり軽い方です。何かしようとひらめくと瞬時にその後の流れをシミュレーションして、OKだと思ったら即決ですぐに行動に移します。多少考える時間はあったとしても、迷う時間はほとんどありません。そして、その選択はほぼ正しいのです。散々あれこれ迷ってから決断するとひらめきがどんどん澱んでしまい、その選択は失敗することが大概です。ですが、お世話になっている整体の先生からは、僕のフットワークの軽さや判断ですら遅いと言われます。もしかしたら僕の中にはまだ澱みや濁り、無駄なものが微かに残っているせいかもしれません。
この立冬の翌日が牡牛座満月になります。月のリズムを掴んで乗ることの大切さについては、7日の21時にYouTubeで動画を配信しますが、2018年から「宇宙詠みチャート」をつくるようになってから、新月と満月の周期をチャート上で視覚的に感じるようになりました。それによって宇宙のリズムを体感することができて、無駄が削ぎ落とされているんだと思うのです。だからこそ、フットワークはより軽く判断力もスピーディーになったんじゃないでしょうか。日の出と日の入りという太陽のリズムや、新月と満月という月の満ち欠けのサイクルのリズムをしっかりと感じる生活を送ることが、いかに大切かということを痛感しています。
宇宙のリズムを主体にして、無駄な抵抗をなくすこと。
これって本当に大切だと思うし、今こういう時代の流れだからこそ必要だと思います。今の世の中に溢れるニュースや情報は、人を不安にさせるような構成や意図、設定にされているものが本当に多くて、それをまともに取り合っていると大なり小なりの抵抗が生まれるのは当然です。抵抗を一切抱え込まないためにも不要なニュースや情報に触れないとか、きちんと距離を取るとか、もしくは、すぐに自分を通過させて滞留させないようにしています。多くの人が不安や恐れを感じるニュースや情報にわざわざ自分から飛び込んでいて、ストレスを抱えているように思えます。たとえば、そういう不安な情報をTwitterでいちいちリツイートしてみたり、いいねを押してみたりなんていう反応がそれ。すべて宇宙のリズムを妨げる澱みや濁りになります。
純粋に宇宙のリズムを掴んでそこに乗るためにも、自分の純度を上げることに日々精進したいところです。そういえば「パラレル・マザーズ」主演のペネロペ・クルスは牡牛座で、「ヒューマン・ボイス」主演のティルダ・スウィントンは蠍座という対向星座同士。今はちょうどドラゴンヘッド:牡牛座/ドラゴンテイル:蠍座というターム。この2作品を並べたときの据わりのよさは、宇宙のリズム所以のものなのかも。ちなみにアルモドバルは天秤座です。
2023年「宇宙詠みチャート」は引き続き販売中です。宇宙のリズムを視覚的に掴める強い味方です。