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おりょう OwndBar

Here comes trouble ーインポーターannaの記憶

2022.11.06 01:21

飛行機が飛ばない

電車がストになった

荷物が違う国へ行ってしまった

まあ あるあるで。


コロナ禍の今だし そもそもネットや世界が簡単につながる今 知らない土地に直に行って交渉するなんてほとんどないでしょう。

それでも直に行くことでひょんな商機があったり、思わぬものを見つけたりする。

なので 商談の後時間とって基本車で走り回った。


もう絶対やらないだろうと思うのが、ロサンゼルスからラスベガスまでコンベンションに車で行くこと。

たった一度だけ試みた。

アメリカって砂漠なのね って思うほどいけどもいけども家も木さえなくて。数キロ先まで見通せる。

たまに

トラックで家ごと(本当に平屋の一軒が)反対車線で走りすぎていく。

とにかく変化がなくて。独りだと眠くなるから「スナック」をいくつか買って左手をつまむ為に動かしながら走るのが一番の眠気覚ましだった。

はるか遠くに竜巻が2つ見えた時には

初めて生で見て「私竜巻に向かって走ってるの?」とゾッとした。 本当にただ平たい地形なので見えていただけで、きっと相当遠かったんだと思う。

本当に西部劇の景色

そして遠くに街が現れた時にはほっとしたもの。


トラブルが起こっても度胸。デンと構え、英語力より「引き下がらない」主張を示し続ける。エビデンスは大事。


アメリカの道は街から離れると電灯はない。看板や方向板は反射板になっている。自分のライトで確認しそびれると夜は側道を見落とす。

それでNYからボストンへの道見失って、道を確認していたところに保安官が通りかかってくれて「もうすぐカナダに入るぞ」と笑われた。


ペンシルヴェニアの一車線の畑や牧草地。こんなところでまさかの渋滞。

やっと交差点で曲がってくれた先頭車は「馬車」。ウィンカーがついてる。馬車なんだけどね。さすがアーミッシュ。そしてそのペースに合わせる地域の人。

2〜3時間走ると喧騒の街なのにね。


ワシントン ペンシルヴェニア と寄ってからよせばいいのにスケジュール詰めすぎて。ペンシルヴェニアを早朝出立してNYケネディ空港から帰国。しかも午前中のフライト。

空港が見えた時 まさかのガス欠。アメリカの車ってエンプティに近くなっていきなりがくってメモリが落ちる。日本車はEとなってもしばらく走れるのに…。そこまでガス入れないでケチるバカがいるか?ですよね。

そもそも計画が雑でした。

右側に寄せ 緊急電話。 電話にある番号伝えると

やがてでっかいレッカー車。数リットルのガソリンを灯油のように入れてくれて。

「ついてこい」と親指で合図してくれて。それに続いていく。

ガソリンスタンドに案内してくれ空港に戻るまでの道まで付き合ってくれて。

大声で「thank  you」と手を振ると、筋肉質の拳を笑顔であげてくれた。

私にはブルースウィルスに映ってた。He‘s my hero!緊急事態そう見えますよね笑

さて

この後が大変。空港のカウンターがまさに閉まろうとしていた。最終案内が終わっていた。グランドスタッフ首を手で切って示してきた「もう終わり」。だが 幸運の女神はいる。私のバゲッジにミラノからワシントンの札がつけっぱなしになっていた。

「ワシントンから来たの?」カウンターの彼。飛行機が遅れたと勘違いなのだけど、まあある意味間違っていない。車だけどね笑

「こっちに来い」

バゲッジを任せてスタッフが使う通路階段を後に着いて走る。

…機内の椅子に体をしずめて「乗れちゃった」

だから無茶をしてしまうのだろうなあ、今も。