ちょっとしたことで骨折
身体を少し動かしただけで骨折するって?
骨粗鬆症って思いますよね。
でもなぜそんなに骨が弱ったかには焦点はあてられないままです。
例えば圧迫骨折なんかもそうなんですが、草むしりをしていただけで腰の痛みを訴えて病院へ行き圧迫骨折と診断された方がいました。
普通では考えられませんよね。
薬の副作用のために骨がもろくなることはあります。
でもそういう方ってお腹が凹んでいるのにもかかわらず緊張しているんですよね。
お腹の中が硬いという感じで表面はユルユルなのにお腹の中だけが硬い。
立たせると恥骨を出して腰が後に引けているんです。
こんな姿勢では骨に圧迫があってもおかしくないな~って思いますが、骨折したからこんな姿勢になったのでしょうか?
どう考えてもそれは違うと思います。
こんな姿勢を維持し続けたから圧迫骨折を起こした。
そう考える方が普通です。
それならその姿勢を治せばええやん。
って思いますよね。
それに注目しないで骨に注目するってどういうこと?
なぜそんな姿勢をとらなければならなかったのかを考えたら治療の方針って必然的に決まってきません?
腰をひいてしまうような姿勢をとる理由は様々あります。
足の位置異常があっても腰をひいてしまいます。
肺の上部の異常があり胸部が前側に縮んだり、後頚部の筋肉が収縮することで前頚部が引っぱられ、顎を出すような形になっても腰はひけます。
上肢を前に出し続ける姿勢を続けていて、腰がひける姿勢になったりもします。
様々な理由が考えられると思います。
そういうところからアプローチしていけば余計な投薬をすることなく、生活を維持できる可能性はでてくる訳です。
本当は辛い姿勢なのにそれが普通の姿勢だと思ったことが一番の原因です。
その考えを少しずつ変えていかないと良くはなりません。
姿勢って考えが大事なんですよね。
でも頑張ってもできません。
ここが一番難しいところです。
そう思うとそんな姿勢をとり続けたのは頑張ったからと言えなくもない訳です。
頑張らないでできる方法があります。
力を抜く!!
これってもの凄く単純で永遠のテーマだと思いますし、全ての医療につながります。