【本郷②】本郷同朋町
2018.03.17 05:59
町名:本郷同朋町
読み方:ほんごうどうぼうちょう Hongō-Dōbōchō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1869(明治2)年
冠称:「本郷」
後身:本郷西竹町
現町名:文京区本郷二丁目
概要:町名は将軍に近侍する幕府同朋衆の拝領町屋敷となったことによる(備考)。『本郷区史』によると、「同朋町は御同朋方の拝領町屋敷であつたが、天和三年元地なる湯島聖堂南方の地を御用地に召上げられたに就て、白井与左衛門、高木久奥、河野円阿弥、高橋守泉、近藤成悦、鎌田庭雲の先祖が替地として頂戴したのである。同朋は殿中に於て大名の出入に之を案内し、衣服の着かへ、刀剣の上げ下げ、弁当茶等の世話をなすものである」とある。化政期(1804~1830年)の家数64軒(町方書上)。東南の通りを衽(おくみ)の形になっているので「襟片町」と俗称した(備考)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、付近の土地と合併し、正式に起立となった本郷西竹町(江戸期は俗称)に編入となり消滅。
※『角川日本地名大辞典』には「同(明治)2年東竹町・西竹町に編入」とあるが間違い。
撮影場所:本郷同朋町