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ライフデザイン with風水

クッションカバーを縫って思い出したこと

2022.11.07 06:55

ウイリアムモリスについて以前のブログに書きましたが、そのもっと前、30年くらい前はレゾリヴァードやホビーラホビーレの生地を買い込んでは、クッションカバーやテーブルクロス、ソファーカバー、共布で何体もテディベアを作りましたし、洋裁が得意な友人に教わりながら子供服を縫うのが楽しみでした。

洋服は親しくしていた3人の友達と、子ども達が幼稚園に行っている間に集まって作っていましたが、

家の中のものは、ひとりの時間に夢中になって縫っていました。

その作業は飽きることなく、季節ごとに毎年のように行っていました。


先日、そろそろまた断捨離かなと、生地をため込んだ引き出しを開けました。

以前のようにテーブルクロスをすることがなくなり、もう何年も引き出しに入ったままの、だけど好きで捨てられないそれらを・・・今回思い切って処分しようと思いました。

そのうちの1枚、Maduで買ったインド綿型押しの葡萄柄をながめるうち、ちょうど毎日葡萄を食べていた時期で、

「これ、今の時期にぴったりだわ」と思い、クッションカバーにしてみることにしました。

手縫いで、ボタンホールなど下手すぎて、よく見ると笑っちゃうのですが、

自作という思いが加わって、仕上がりは自己満足。


そうして、ソファに置いてみると、

学校に行っている間に部屋の模様替えをして、帰宅した子供らの反応を楽しんでいた自分を思い出し、きっと、このように自分の手を使って部屋を設えたことが、自然と家族の暮らす家・部屋への愛情になっていたのだな、と思いました。


掃除したり、植物を育てたり飾ったり、絵を掛け変えたり、夏は涼しい素材と色、冬は暖かい素材と色、年間のイベントに応じた設え、そんなことをしているうちに家や部屋がもっと好きになっていくように思います。(その頃は夏は涼しく蛍光色・冬は暖かく電球色に変えるほど拘っていました💧)


いまは、ごてごてと飾らずに、スッキリした部屋が好まれるし、色合いもあっさりした方が若い方は好きかもしれません。

でもそこに、ちょっとポイント的に鮮やかな色をクッションカバーやブランケットで加えたり、花で加えたり、手作りの何かを加えることで、部屋に心地よい暖かみが加わり、もっと好きな空間になるのではないでしょうか。


私が子育てをしていた頃、はやくこの子達が大きくならないかな~、もっと自分の自由な時間がほしい、お弁当やご飯の支度から抜け出したい!と思うこともありましたが、

同じ家族でいる年数って意外に短いと気づいた今は、あれをしてあげればよかった、これもしてあげたかったと、その時々の大切さを思うばかりです。


私が生まれた家にいたのは26年、自分が作った家族が揃って居たのは22年。大学生でひとり暮らしを始める家庭なら18年。長いと思いますか?振り返ればあっという間です!


子育て中は、それは大変で大変で、仕事を持っていたら尚更です。

できるだけ、親や信頼できる人の手を借りながら、無理をしないでほしいと思います。

だけど、その大変な時期は永遠ではありません。

そして母親業は初めてなので完璧を目指さないこと、自分を責めないことです。

日々を楽しんでほしいと思います。

なんとなく、今日はそんなことを思いました。笑