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変態が魔王で幼女は強い‐第3話『どうも。僕、ポンタです』

2017.06.06 03:00

【変態が魔王で幼女は強い‐第3話『どうも。僕、ポンタです』】 

♂3人 ♀2人 計5人 

~25分 

 

ポンタ ♂ 見た目25歳前後→16歳ぐらいの爽やかイケメン 

元魔王。 

変態、女好き、ロリコン(?)、ドM、バカ。 

パッと見イケメンの残念魔王。 

※台本セリフの読み方:良いぞ=よいぞ 

 

ミィ ♀ 見た目10歳ぐらいの幼女 

職業:修道士。 

天然でドジっ子・・・? 

 

リン ♀ 18歳 

職業:魔法使い 

一人称は『オレ』。 

女2人のパーティは何かと危ないので男装し、男としてふるまっている。 

女性であることを知っている人の前では口調が戻る。 

 

 

ライル ♂ 20歳 

職業:暗黒騎士 

元気よく、明るく、誰とでもすぐ仲良くなれる。 

ミィとリンとは長い付き合い。 

 

アルベール(表記:アル) ♂ 24歳 

職業:重戦士 

落ち着いていて、優しい。年齢以上に大人に見える。 

ライルとPTを組んでいる。 

 

―――――――――――――― 

ポンタ ♂ : 

ミィ  ♀ : 

リン  ♀ : 

ライル ♂ : 

アル  ♂ : 

―――――――――――――― 

 

―――前回のあらすじ 

ミィ「前回のあらすじだよー♪」 

 

ポンタ「元魔王ポンタは、自身の実力を証明するために草原へと赴いた」 

 

ミィ「草原に大量に現れたスライムを討伐し、実力を見せつけた!となるはずが・・・」 

 

ポンタ「現れたのはかつての弟子、スラ助だった。しかし今は敵・・・悲しみの死闘を経て・・・ポンタは無事にパーティの一員となった。問題は、見た目と魔力で元魔王と気付かれてしまう。そこで、ポンタは魔法を使い姿を変えることにするのであった」 

 

ミィ「変態が魔王で幼女は強い‐第3話『どうも。僕、ポンタです』」 

 

リン「ねぇ!いったい何時悲しみの死闘なんてしたのよ!ものすごい一方的な虐殺だったわよっ!?」 

 

ポンタ「スラ助・・・すまん・・・。吾輩には・・・ああする他なかったのだ・・・」 

 

ミィ「あっ!本編スタートですぅ!」 

 

 

―――ここから本編 

ポンタ「《フェイクフィガー》おまけに、もういっちょ!《フェイクフィガー》」 

 

リン「ちょっ!?えっ!?!??」 

 

ポンタ「よしっ!うまくいったなぁ!」 

 

ミィ「うわぁぁぁああ!!!!すごーーーーい!!!」 

 

リン「えぇぇぇえええええ!?!?!?」 

 

ポンタ「えぇぇぇえええええ!?!?!?」 

 

リン「これって・・・」 

 

ミィ「これってもしかして・・・」 

 

ポンタ「入れ替わってる!?」 

 

ミィ「たきくんっ!」 

 

リン「はい!アウトぉぉぉおおお!!!」 

 

ミィ「こっちがリンちゃん・・・なんだよね?声はそのまんまだもんっ!」 

 

リン「ミィ・・・?は変わってないの・・・ね。い、一応確認しておくけど・・・今の私の姿って・・・?」 

 

ミィ「ポンタになってるよ!こっちのリンちゃんがポンタ!なんだよね?」 

 

ポンタ「いかにも、吾輩はポンタであるぞ」 

 

リン「何してくれてんのよぉ!?何よこれ!!!勝手に体交換なんてしないでっ!!!最悪っ!!!」 

 

ミィ「んー?・・・ねぇ、ポンター。これって入れ替える魔法じゃなくて、見た目を変化させる魔法でしょ?」 

 

リン「・・・え?じゃあ、別にポンタになったわけではないの・・・?」 

 

ミィ「うん。だって入れ替わってたら声帯も変わるはずだから、声も変わるでしょ?」 

 

ポンタ「はっはっは。流石はミィだな。全くもってその通りだ。吾輩の姿をリンに見えるように、リンの姿を吾輩に見えるようにしただけであるぞ」 

 

リン「・・・入れ替わってなくてもそう見えてるなら結局一緒じゃない!!!早く戻しなさいよ!」 

 

ポンタ「ぐぬぬ・・・もうすこし楽しみたかったのだがな・・・こんな風に・・・チラッ」 

 

リン「いやぁぁぁああ!!!なに服はだけさせてんのよっ!!!私の体で勝手なことしないで!!!」 

 

ポンタ「いや。だから、体は吾輩のまま見え方だけが・・・」 

 

ミィ「ポンタが脱いでるけど、リンちゃんが脱いでるように見えるかぁ・・・面白そう!ミィもリンちゃんに変身したい!」 

 

リン「余計にややこしくしないで!!!早く解きなさい!ポンタ!じゃないとまた魔法打つわよ!」 

 

ポンタ「ふっ!構わないが、服が燃えたり破れれば・・・見えてしまうのはリンのあられもない姿ぞ?」 

 

リン「ぐっ・・・ひ、卑怯よ!!!」 

 

ポンタ「ほれほれーチラッチラッ」 

 

リン「や、やめて・・・お願い・・・誰にもまだ見せたことないの・・・」(涙を浮かべながら) 

 

ミィ「せーのっ。えいっ!」(ポンタにげんこつをする) 

 

ポンタ「ぐはっ・・・」 

 

ミィ「ポンタやりすぎ!泣かせるまでやるのは最低だよ!そ・れ・に!リンちゃんの泣き顔ならすっごく可愛いけど!ポンタの泣き顔なんて誰得でしょ!?」 

 

ポンタ「そ、それはそうだな・・・すまん・・・ん?本音はそこか・・・?だがそうか、盲点であったな・・・《ファインドアウト》」 

 

リン「戻った・・・?」 

 

ミィ「泣き顔リンちゃんだー♪かっわいー♪」 

 

リン「きゃっ。・・・もう。ポンタ!今度勝手に魔法使ったらパーティから抜けてもらうからね!」 

 

ポンタ「すまない。・・・こんなこともできるんだぞと、自慢したくて・・・」 

 

ミィ「けど、じゃあそれを使って人間の姿に変身してれば大丈夫だね」 

 

ポンタ「あぁ。そうだな・・・じゃあ・・・《フェイクフィガー》こんな感じでどうだ?」 

 

リン「・・・すっごい爽やかイケメン」 

 

ポンタ「ほほぅ。リンはこんな感じが好みであったか・・・なるほどのぅ・・・。」 

 

リン「はぁ!?べ、別にちょっと良いな・・・とか思ってないわよ!」 

 

ミィ「ポンタポンター。あとは言葉遣いも直さなきゃだよ!」 

 

ポンタ「ぬ・・・そ、そうだな・・・。どうすれば良いのだ?」 

 

ミィ「まず吾輩禁止!自分のことは『僕』。語尾も普通の話し言葉に変えるの!」 

 

ポンタ「んー・・・僕はポンタです。よろしくお願いします。ミィ?これでいいかな?」 

 

ミィ「うんうんっ良いよー♪」 

 

リン「あとは、魔力ね。なるべく魔法は使わないようにしないとばれちゃうでしょ・・・。ってことで剣士ね」 

 

ポンタ「なんだとっ!?吾輩に魔法を使うなと・・・?」 

 

ミィ「せいっ!」(わき腹に蹴り) 

 

ポンタ「がはっ・・・・・・」 

 

ミィ「言葉遣い戻ってる!気を付けて!!」 

 

ポンタ「すま・・・あ、違う。ごめん・・・」 

 

ミィ「よろしい♪」 

 

リン「ミィは変なところで厳しいよねぇ・・・」 

 

ポンタ「でもほんとに魔法使っちゃだめなの?」 

 

ミィ「まぁ、そーだねー。剣士スキルとか魔力をあんまり使わなくていいものなら、大丈夫そうだもんねー」 

 

リン「あんたの魔法は魔力量が多すぎるせいで、威力とかで魔族ってばれるのよ」 

 

ポンタ「そっか・・・が、頑張るしかないかぁ・・・」 

 

ミィ「そーと決まれば!明日、スライム討伐依頼の報告もかねて、ギルドにポンタの剣士登録しに行こー!」 

 

リン「そうね。早い方が良いものね」 

 

 

―――ギルド酒場前 

ポンタ「ほぇ~・・・ここがギルドかぁ・・・。あれ?美味しい匂いがするけど?」 

 

ミィ「そりゃそーだよー?ギルド酒場だもん♪冒険者が集まってワイワイする場所でもあるんだよー♪」 

 

リン「んじゃ、オレは依頼の報告してくるわ」 

 

ポンタ「ん・・・?リ・・・ン・・・?」 

 

ミィ「あっ、そーだっ(小声)」 

 

ミィ「ポンタ、あのね。ギルドに入る時には初めての冒険者は挨拶しなきゃいけないんだよー」 

 

ポンタ「へー、そーなのか。なんて言えばいいんだ?」 

 

ミィ「――――――だよー」 

 

ポンタ「わかった!行ってくる」 

 

ミィ「元気良くだよー?」 

 

―――ギー(扉を開ける音) 

ポンタ「どうも。僕、ポンタです!この度!ミィとリンのパーティに参加することになりました!よろしくお願いします!!!」 

 

・・・・・・ 

 

リン「ポン・・・タ・・・?」 

 

ミィ「あっはははははははは!!!ポンタ最高!!完璧だよぉ♪」 

 

ポンタ「・・・ん?あ、あれ?もしかして僕、騙された・・・?」 

 

ミィ「ばっちりだよー。ほら、入り口で突っ立ってたら邪魔でしょー。空いてる席探してー」 

 

ライル「おーい、ミィちゃーん!」 

 

ミィ「んにゃ?おぉ!ライルっちー!あれ?みんなは?」 

 

ライル「今日は女性陣は買い物だってさー。席余ってるしこっち座れよー。そっちの面白い奴もww」 

 

アル「構わないよ。多い方が楽しいからね」 

 

ミィ「じゃあお言葉に甘えよーかなー♪」 

 

ポンタ「お、おいミィ?誰なのだ・・・?」 

 

ミィ「んー?悪い人じゃないからすぐ仲良くなれるよー。で・も、その前に言葉遣いねー?」 

 

ポンタ「あ・・・ごめん。慣れないんだよなぁ・・・」 

 

ライル「久しぶりだよなー!最近全然見かけなかったぞー」 

 

ミィ「そーだねー。でもミィ達は普通に来てたよー?」 

 

アル「久しぶりで当然だよ。私たちは王都の方まで遠征に行っていたのだからな」 

 

ライル「あっ!そりゃそーか!」 

 

ミィ「へー。王都かー・・・。どんな依頼だったの?」 

 

アル「すまない。それは言えないんだ」 

 

ミィ「むー・・・仕方ない。あっ、これもーらいっ♪はむっ・・・もぐもぐ・・・」 

 

ライル「おいっ勝手に食うなよっ!てか、お前らのまだ頼んでなくね?」 

 

ミィ「リンちゃんがまだ来てないからねー」 

 

アル「あぁ、報告に行ってるのか」 

 

ポンタ「・・・あ、(あの?えっとその、僕の名前は)」 

 

ライル「あっ、すみませーん。こっちエール5つと適当にいろいろ持ってきてくださいなー!」(被せて) 

 

ミィ「そんなに頼んで大丈夫なのー?」 

 

ライル「だってミィ、食うじゃん?」 

 

アル「まぁ、今回の報酬はそれなりにあったからな。ライルの奢りならいいだろう」 

 

ライル「ちょ!?アルの旦那ぁ・・・それはきついってー」 

 

リン「へぇ。今日はライルが奢ってくれんのか」 

 

ミィ「あっ、リンちゃんおかえりー♪」 

 

ライル「なんでこのタイミングで戻ってくんだよぉ!」 

 

リン「ごちーそさんっ♪」 

 

ライル「なぁ、リンくん・・・俺の方が先輩だからな?」 

 

リン「じゃあ、先輩!ごちそうさまですっ!」 

 

アル「ははっ!これはリン君の勝ちだな。まぁ、半分は私も出してやるさ」 

 

ライル「旦那ぁ・・・」 

 

リン「あ、そういえばミィ。またポンタいじめてただろ」 

 

ミィ「もぐもぐ・・・んー?挨拶しなきゃって言っただけだよー?ねー、ライルーおかわりまだー?」 

 

ライル「ちょっ!?もう全部食ったの!?頼んだのまだ来てねーよ・・・?」 

 

アル「なぁ、ポンタ君でいいのかな?パーティに参加するって話だったが・・・」 

 

ポンタ「あっ!は、はいっ!どうも。僕、ポンタです!この度、ミィとリンのパーティに参加することになりました!よろしくお願いします!!!」 

 

ライル「そーそー!それ!どゆことよ!?ずっと、2人でやるからって断ってたじゃん?」 

 

リン「あー・・・まぁ、それはな・・・いろいろあるんだよ」 

 

ライル「そのいろいろを知りたいんだろー?」 

 

ミィ「あっ!ミィのごっはんきたーっ!いっただっきまーすっ♪」 

 

アル「ありがとうございます。とりあえずこれぐらいで大丈夫ですよ。ミィ、ゆっくり食べろよー?」 

 

ライル「ちょっ!ミィ!皿独り占めすんなよ!」 

 

ポンタ「あの、お二人はどのような関係なのですか?」 

 

アル「あぁ、すまないな。自己紹介もまだだったね。私はアルベール。重戦士をやってるよ。みんなにはアルって呼ばれてるかな」 

 

ライル「むしゃむしゃ・・・俺はライルってんだ!最強の暗黒騎士(ブラックナイト)っていやぁ!俺のことだぜっ!よろしくなっ!あっ!ミィそれは俺のだっ!」 

 

ミィ「早い者勝ちだもーんっ♪」 

 

ポンタ「えーっと・・・仲良いんですね?」 

 

アル「あはは。なんか悪いな。でも、ライルはバカだけど良い奴だから、仲良くしてもらえると助かるよ」 

 

ポンタ「はい!それはぜひ!」 

 

リン「2人ってか、ライルのパーティとは結構長い付き合いだからな」 

 

ライル「少しだけどミィとは組んでたぜ!」 

 

ミィ「こーみえてすっごく強いんだよー」 

 

アル「一応、こんなのでも俺たちのリーダーだからね」 

 

ポンタ「そーなんですね!・・・強くてリーダー」 

 

ライル「ん?どしたよ?」 

 

ポンタ「・・・いえ!あっ、他のメンバーの方はどんな方なのですか?」 

 

ライル「おい!今なんか考えてたよな!?」 

 

リン「まぁまぁ・・・。他って言うと、オリビアとティナか?」 

 

アル「あぁ、オリビアは聖騎士。ティナは狙撃手だよ」 

 

ライル「そーいやよぉ・・・んー・・・?ポンタの職はなんなんだ?見た感じは剣士・・・。ミィが認めるってことは、剣聖ぐらいだったりするのか?」 

 

ミィ「ぶっぶー!ちがうよー?」 

 

アル「2人の戦闘スタイルから考えるなら・・・盗賊とかかな?」 

 

ミィ「にっひひー。ポンタはまだ職業登録もされてないのです!」 

 

ライル「はぁっ!?素人かよ!?」 

 

リン「その登録も兼ねて来たんだよ。ちょうどいいし登録しに行くか?」 

 

ポンタ「え?あ、じゃあ・・・」 

 

ミィ「いってらっしゃーい」 

 

アル「・・・本当に彼は何者なんだ?」 

 

ミィ「ポンタはポンタだよー?ミィ達の仲間♪」 

 

ライル「だからさ、なんでそうなってんだよ?パーティが欲しいな(ら俺たちと組めばよかったじゃねーか)」 

 

アル「わかった。ミィとリンが認めたやつなのだろう?楽しみだな」(被せて) 

 

ライル「おいおい!俺は納得できねーぞ!?」 

 

アル「見た目だけじゃわからないけど、彼の持ってるオーラはすごいよ。ただの素人って感じじゃない。それぐらいはライルも気付いてるでしょ?」 

 

ライル「いや・・・、だから余計に気になってんだけど・・・?」 

 

ミィ「あっ!そうだ!ミィ達ね。そろそろ王都の方に行こうと思ってるんだー♪」 

 

 

 

ポンタ「なぁ、リン。登録って、何をするんだ?」 

 

リン「ほら、口調戻ってるぞ。まぁ、簡単な書類を作るだけだよ」 

 

ポンタ「いや・・・喋りにくくてな・・・。それを言うなら、リンこそなんでそんな喋り方なんだ?」 

 

リン「はぁ・・・。オレはみんなには男で通ってんだよ。女2人のパーティじゃ舐められるからな。だから、オレのことを女だって知ってるやつの前以外じゃ、この喋り方だ。ポンタもそうしとけ」 

 

ポンタ「な、なるほどなぁ・・・。男装の理由はそうだったのか・・・。せっかく可愛いのに、ほんともったいないぞ?」 

 

リン「っ///るせぇ!ほら!いいからこれ書け」 

 

 

 

ライル「なぁ~ミィよぉ・・・ほんとに行っちまうのかよー?」 

 

ミィ「そだよー?ミィの目的は魔王をやっつけることだからね!」 

 

アル「おいおい・・・ライル、飲み過ぎてないか?」 

 

ライル「アルは飲まなすぎなんだよー!」 

 

リン「ただいまー・・・って、もう出来上がってんのか・・・?」 

 

アル「おかえり。まぁ・・・いつものこと、だけどね・・・」 

 

ミィ「ねー!店員さーん、ミィのおかわりまだー!?」 

 

ポンタ「・・・え?あの量・・・もうないの・・・?・・・まだ頼むの?」 

 

ミィ「ライルが半分も食べるからだよー!」 

 

ライル「おーう!ポンター!おめーも飲めよぉ!」 

 

ポンタ「えっ!?むぐっ・・・ごくっ・・・ごくっ・・・」 

 

ライル「良いじゃねーか♪もっと飲め飲めー♪」 

 

ポンタ「ごくっ・・・ごく・・・ぷはぁっ」 

 

ライル「良い飲みっぷりだなぁ♪俺も負けねーぞー!・・・ごくっごくっ」 

 

アル「・・・大丈夫なのか?」 

 

リン「さ、さぁ?」 

 

ポンタ「・・・・・・これはなかなかに旨いな!あっ、そこのキミ!もっと持ってきてくれ」 

 

ライル「おぉ!イイネイイネー♪ねーちゃんこっちもだ!」 

 

ミィ「おー?ミィも負っけないぞー!じゃんじゃんもってきてー!」 

 

アル「あっはは・・・これは財布が厳しそうだ・・・」 

 

リン「あー・・・ちゃんとオレも出すから・・・ごめん」 

 

アル「やっぱり、彼のことはあまり聞かない方が良いのかい?」 

 

リン「ん・・・そーだな・・・今はまだあんまり話せないんだわ・・・わりぃ」 

 

アル「そうか。まぁ、いろいろ事情があるんだろうな。けど、彼は信用できるのか?・・・その、君たちには・・・」 

 

リン「それは大丈夫。ポンタは良い奴だよ」 

 

アル「・・・そうか、わかった。何か困ったことがあればいつでも頼ってくれよ」 

 

ミィ「だいじょーぶだよぉー!ポンタは良い子!ミィが認めたんだもんっ!」 

 

リン「こらミィ、食べながら喋るなって・・・」 

 

ミィ「ごめんなさーいっ!じゃあ食べるの集中するっ!」 

 

 

 

アル「もうこんな時間か。宿とかはとってあるのかい?君たちの家は隣の村だっただろう?」 

 

リン「ん?あぁ、ほんとだな。宿の手配はもうすましてる。けど、そうだな。そろそろ休むとしようか」 

 

ミィ「ふぅ~。もうミィはお腹いっぱいなのですよ~♪デザートも入らないにゃ~」 

 

アル「いつもの事ながら・・・、ほんとよく食べるねぇ・・・」 

 

ミィ「今日はいつもより頑張った!」 

 

リン「いや、何の頑張りだよ」 

 

ミィ「えー?だってさぁ」 

 

―――ガシャン 

アル「っ!?ポンタ君!?」 

 

ポンタ「ふきゅ~・・・・・・」 

 

リン「ちょっ!?おいっ!ポンタ!?」 

 

ライル「お・・・俺も・・・もうげんか・・・い・・・おえっ」 

 

アル「あぁぁあああ!!!ライル!!!こんなとこで吐くなっ!トイレ行け!ったく、どれだけ飲んだんだよ・・・」 

 

ライル「いやぁ・・・面目ねぇ・・・。こいつすげー飲むからさ・・・負けらんねぇって・・・さ・・・あはは・・・うっぷ・・・」 

 

ミィ「ポンター?大丈夫ー?ペチペチ・・・あー、これ、意識ないねー・・・?寝てるってか・・・気絶?」 

 

アル「す、すまん。うちのライルが、無茶させちまったからな・・・」 

 

リン「いや・・・あー・・・こいつもバカだから・・・。悪いんだけど、宿まで運ぶのだけ、手伝ってもらえないかな?」 

 

アル「あぁ、それぐらいは構わないよ。背中に乗せてくれるかい?」 

 

リン「ありがとな。よいしょっと・・・」 

 

ミィ「ミィもお腹いっぱいで動けないー。アルベールー、だっこー」 

 

アル「おいおい、流石にそれは私でも無理だよ・・・?」 

 

ライル「うぅ・・・気持ちわりぃ・・・水くれー・・・」 

 

アル「良いとこに戻ってきたな、ライル。私はポンタくんを運んでいくから、ここの支払い済ましておけよ」 

 

ライル「ごく・・・ごく・・・。ふぅ・・・少しはすっきりしたけど・・・頭いてぇ・・・ん?なんか言ったか?・・・あれ?旦那?どこいった?」 

 

ミィ「ここの支払いしとけ、だってさー。じゃあミィも行くねー。ばいばーい」 

 

ライル「は?え・・・?ちょ・・・はぁぁああああああ!?!??!?」 

 

アル「酔いは醒めたようだなー。私はお前が潰したポンタ君を運んでくるから、支払いちゃんとしておけよー」(店の外:遠くから) 

 

 

 

―――次回予告 

ミィ「じかいよこくにゃー♪」 

 

リン「今回は新キャラがいっぱい登場だったな」 

 

ライル「なぁ!マジで全額俺なのかよ!?少し位出してくれても(良いんじゃねーの!?)」 

 

アル「ライル。これは次回予告だよ。それに、その件はお前がポンタ君に無理をさせたからだろう」(被せて) 

 

ポンタ「・・・あれ?吾輩は・・・なにを・・・?」 

 

ライル「ん??わが、はい・・・?」 

 

リン「ま、まだ酔ってんだよな!無理せず寝てろ、な?ポンタ」 

 

ポンタ「なんだ、リンじゃないか・・・。なんで男みたいな(喋り方をしているのだ?)」 

 

リン「わーわーわーわー!!!」(被せて) 

 

ミィ「もぅ!ちょっとみんな!!!これはミィの次回予告なの!邪魔しないでよ!!!」 

 

アル「ミィ?これもしかしてお前のか?」 

 

ミィ「あっ!それ、ミィのメモ!」 

 

ライル「何が書いてあるんだよっ?俺にも見せろって」 

 

アル「無事に剣士登録を済ませ、旅は順調に進んでいる。 

   果たして、正式にメンバーになったポンタの最初の任務とは・・・? 

   次回!!『値切り交渉?絶対マケン!』」(カッコよく) 

 

ライル「力は時に、悲しみを作る・・・」(カッコよく) 

 

ミィ「ねぇ!それ!ミィのセリフー!!!」 

 

ライル「主役の俺様が言ってこそだろっ!」 

 

アル「主役ではないけどな?」