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公演「空洞」

【楽回直前】過去公演役者応援メッセージ

2018.03.17 15:48

こんにちは、広報梅田です。

明日はついに楽日です。『人々の短編の集』『忘れられる人々』が見られるのはこれで最後…同じ下り二度目ですが、

遅くなってしまい、楽日前日なのですが、今回はキノパカ企画過去公演出演役者さんからのメッセージを三つ紹介させてください!


中川悟史さん、土方日向さん、山本美津さんです!!


中川悟史さん

前回の公演再演『ひとりで生きる』を提案した方。初演を観て、木根に直接相談し、役者を集め、「劇団てらす。」を作り、2017年12月15日(金)〜17日(日)に再演を上演した。


初演の時、『ひとりで生きる』をみた時に、自分に通じるところもあり、すごい衝撃をうけました。そこで、より多くの人にこの作品を見てもらいたいという思いで再演をおこないました。

再演では、初演とはまた違った登場人物の人生や想いを見ることができて、役者をやりながらも物語により一層惹かれていきました。

ぜひもっともっと多くの人に見てもらいたい作品です。


ーなるほど、実際に木根さんと作品作りをしていく上で、「ならではだな」と思ったところなどありますか?


役者を徹底的に観察するところかな。

自分の理想に役者を当てはめるのではなく、役者を徹底的に観察して、そのひとの特徴を捉え、本を書き、演出をつけていくところ。


ーありがとうございます!最後に一言お願いします!


劇団てらす。でお世話になった木根君をはじめ、えりさんやみづさんもでているということで、心から楽しみにしてます!^ ^

身体に気をつけて最後まで頑張ってください!!

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再演を企画から実施まで行ったさとしさん、こうして読んでみると、その期間は本当に濃密で、素敵な時間だったのでしょうね。ありがとうございます。

それでは次に、その『ひとりで生きる』に出演された土方日向さんです!

再演『ひとりで生きる』に出演、他にも様々な劇団にて多数の作品に出演している。

Enthena PLAY UNION 『赤い絆の橋の上、ここからはじまる時のコト』性欲役など


「はじめまして!

木根くん演出の公演、「ひとりで生きる。再演ver.」に出演させて頂いた、土方日向と申します。身長157cmで、あざといのが特徴です。

おっと失礼。僕の紹介は置いておいて、木根くんの演出に関して書いていきますね。

彼の演出と脚本は、日常よく見るような風景をベースに作っています(たぶん)。だから役者達は、いかに普段の生活の中から切り取った風景を待って来るか、が重要になってきます。そして持ってきたアイデアを、木根くんは却下するのではなく、噛み砕いて演出してくれるので、とてもやり易かったです。

観客が自分自身の過去を思わず振り返ってしまうような、そんな世界観を彼は創り出します。


また、稽古中に急に思いついたことで、演出をしたりワークショップをしたりするのが、彼の特徴です。僕は舞台経験が少ないのであまり分かりませんが、休み時間に飲み会ゲームで盛り上がってて、それをワークショップとして取り入れてしまうなんて、これ普通ですか?笑 僕は驚きました。笑

そんな木根くんの新作、どんな作品になるでしょうか。彼のことだからきっと、今までよりも確実に面白い作品を作ることでしょう。

楽しみで夜も寝られません。」

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応援メッセージをお願いしたら、とても速いスピードで、暖かい文章を下さいました。確かに木根は、思いつきのようなことがどんどん作品などに取り入れられていきますが、それを間近でみるとやっぱり戸惑いますよね。笑

それでは最後に、初演・再演『ひとりで生きる』、『そして人生はつづく』、そして今回『忘れられる人々』にも出演している、山本美津さんです!


ー美津さんは、木根の作品に多数参加しておりますが、いくつも木根の作品に出演してみて、木根の作品をどのように思いますか?


余計なものを削ぎ落として、時にはプラスして、演劇のようなそうでないような、日常のようなそうでないような感じかなと思います。

わたしは会話が好きです。なんでもない会話の中にふっと温かさや切なさ、おもしろさがあるように思います。感情が出てないように見えて、なんとなく考えていることがわかったり、何を考えているんだろうと思ったり。そういうお客さんが自由に考えられる余白があるのもいいなあと思います。

《『そして人生はつづく』の一場面》


ーちなみにキノパカ企画やサークル以外にも、他劇団でいくつも出演されている美津さん。木根ならではだな、と思うことってありますか?


映画のワンシーンや感動した景色を演劇で表現すると、、というところから多く着想を得ていって、役者を使って細かく場所やタイミングを変えたりしながらシーンを作っていきます。これは言葉(会話)ではないところを見せたい時によく使われている気がします。少しのことで全然違って見えたり、ひとりの人を描くのにみんなで景色をつくるのはとても楽しいです。

また、台詞のリズムや音にもこだわりがあって、聞こえ方優先で作られることもしばしばあります。本番ではまだ使われてないですが、ラップみたいな台詞まわしをするシーンなんかもあったりしました。

あとは短いシーンをくっつけたり並べ替えたりしてつくっていくので、急にシーンがなくなったり、新しいシーンが追加されたりすることもままあります。

《『そして人生はつづく』の一場面》

ーありがとうございました。最後に今回の作品に関する意気込みをお願いします!


木根さんの作品に出させてもらうのは今回で4回目になりますが、今回は全体的に静かな劇になりそうです。クラウドファンディングなどをきっかけに全く知らない方にも私たちの劇を見ていただけることが、嬉しくもあり、楽しみでもあります。スタジオ空洞でやる「空洞」の中の「忘れられる人々」。絶対に実際に観に来てしか感じられない空気が、あると思います。わたしもその空気を感じながらがんばります。お時間ある方は足を運んでいただけると嬉しいです。

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木根作品にいくつも出演されているということで、なかなかに考察されたコメント…!そういえば木根の作品は、実際に上演されないシーンがたくさんあるんです。稽古でたくさんたくさん練習して、最終的にはそのシーンは使わないということも。そうやって精査されていく中で、多くの人を感動させる作品の数々が、出来上がっているのかもしれません。


お三方、本当にありがとうございました。そして明日はついに楽日!残念ながら予約は完売しておりますが、もし少しでもご興味持たれた方は、是非是非足を運んでみて下さい!

皆様のご来場、お待ちしております!!

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