軍事学からの経営戦略
こんにちは!学生生活も後2週間となってしまいました。。まあでも、特にやり残したことはないので(笑)。さて、今回ご紹介する本は経営戦略に関する本です。と言っても、MBA経営戦略とかではないです。
タイトル 自衛隊元最高幹部が教える経営学は学べない戦略の本質
著者 折木良一
自衛隊の元最高幹部によって書かれた経営戦略です。元々、戦略という言葉は軍事学から転用された言葉です。世界で最初に戦略の概念について書かれて本は、かの有名な「孫子」です。このように古来から、連綿と現代まで受け継がれています。さらにナポレオンなどの有名な将軍らによってどんどん洗練されてきました。
この本の前半部は、キューバ危機、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島などの実話から現代の企業経営に通じる部分について語られています。
特に私が感銘したのは、なぜ日本軍はミッドウェー海戦で敗北したのかに関する点です。
情報の軽視、目的の不明確、リスク管理の杜撰さが敗北につながりました。
日本海軍は敵の暗号文解読に注力せず、偵察も怠ったために米海軍に不意打ちをくらいました。
日本海軍は、自分たちの都合のいいように物事を考えていました。敵の兵力を軽視しました。
とばしやにぎりを行い、1997年に倒産した大手証券会社の山一証券も、常に自分達の都合の良いように物事を考え、倒産するはずがないだろうと考えていました。
また目的がミッドウェー島の攻略と敵空母の攻撃と二つありました。しかし、目的が2つあるため現場の日本海軍は困惑して、どちらも達成することができませんでした。
企業経営でも大いにありそうですよね。事業の目的が不明確なため、何も達成できないって状況。私自身、研究活動する中で研究目的はなんなのかっていうのを常に考えてました。
得てして、時間が経つと目的って忘れがちですからね。
また、日本軍だけでなく日本という国はリスク管理の杜撰さや失敗の責任を曖昧にする傾向があります。三菱自動車、神戸製鋼などの大手企業も組織ぐるみで失敗を徹底的に隠してますよね。前回のブログで登場したコーポレートガバナンスは、そんな日系企業の体質を変えるものだと思います。
とにかく、戦争や歴史からは学べることがたくさんあるとひしひし感じています。
義務教育の社会で年号とか人名を覚えるより、過去の歴史の反省を現代に生かすことが大事だと思います。