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第188話:ブラフマーの祈り(11):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.03.18 23:05

「全能の主よ。

ヴリンダーヴァナの雌牛や女性たちは

なんと素晴らしく幸運なことか。


あなたは彼女たちの子牛や子どもの姿になり、

彼女たちの母乳の甘露を、

心から満足しようと幸せそうにお飲みになった。


太古から今日まで行われている

いかなる聖なる行事でさえも

あなたをそれほどまでに満足させることはできません。


ナンダ・マハラージャやヴラジャブーミの牛飼いの男たち、

すべての住民たちは

なんと素晴らしく幸運なことでしょう。


その幸運はとどまることを知りません。


なぜなら、絶対真理、超越的な祝福の源、永遠の至上なるブラフマンが

友人になったのですから。


ヴリンダーヴァナの住居という

幸運の及ぶ範疇は想像もつきませんが、

主シヴァを筆頭とする様々な感覚の11の神(ディティ)

もまた幸運です。


なぜなら、

ヴリンダーヴァナのこれらの献身者たちの感覚は

甘露を繰り返し飲んだ(感覚器官という)器を通じ、

あなたの蓮華の御足の蜂蜜という飲み物に

酔いしれているからです。」



…つづく

(10巻14章31-33節)