冬場まで咲き続ける「マリーゴールド」
2022.12.02 02:03
鮮やかなオレンジやイエロー、見る人に元気をくれるビタミンカラーのフリンジ、フワフワ感が可愛い花「マリーゴールド」。
マリーゴールドは花壇や公園、街路にも植えられることの多いポピュラーな植物。
名前は知らなくても、あちこちで花を見かけた記憶があるのではないでしょうか。
マリーゴールド:キク科タゲテス属、原産地はメキシコ、中央アメリカ、名前の意味は、「聖母マリアの黄金の花」。年10回ほどある聖母マリアの祭日にいつも咲いている花、ということからきているそうです。
その由来のベースにある「いつも咲いている」という性質、開花期が長いのが特徴で、植えるタイミングによっては5月~10月、暖かい地方では12月頃までの長い期間咲いてくれます。
またメキシコではマリーゴールドは「死者を導く花」でもあり、11月の死者の日にはマリーゴールドで埋め尽くされた祭壇やマリーゴールドが花市場に山積みされるそうです。
日本ではお盆か、葬儀や法事に菊の花を供えるような感じでしょうか。
ドラマや小説のタイトル、歌の歌詞に登場することも多く、女性アーティストの同名曲には「麦わらの帽子の君」が「揺れたマリーゴールド」に似ているというフレーズも。
風に揺れる花と麦わら帽子、すごくしっくりくる、優しく素敵なイメージだなぁと思う歌詞です。
花言葉は「健康」や「変わらぬ愛」というポジティブな言葉から「悲しみ」「嫉妬」「絶望」といったかなりネガティブなもの、「予言」というちょっと不思議な感覚の言葉まで。ただかわいいだけでなく受け取る人によってイメージの膨らむ、色んな顔をもった花なのかもしれませんね。