変わらないもの
こんにちは! 今日はボッシュブランドの家電のロングセラー商品「コンパクトキッチンマシン」についてご紹介します。聞きなれない製品名だと思いますが、どんな家電製品かご存知ですか?
簡単に言えば、パン生地を混ぜたり、こねたりが基本機能でありながらも、様々なアクセサリーを使用する事で、フードプロセッサー、ミンサー(ミンチを作る)、ジューサーなど多くの調理に重宝する家電製品なのです!
コンパクトキッチンマシンの詳しい機能についてはホームページ等をご覧頂ければと思いますが(→こちら)、ここからが本日のお題「変わらぬもの」です。
次の写真はあるご家庭で使われている、30年前に日本で販売をしていたコンパクトキッチンマシン 。
そして下の写真が、現在ご購入いただける、現行品のコンパクトキッチンマシンです。
30年前に販売されていた製品と今の製品は基本的な構造とデザインが全く一緒なのです!!しかも・・・ この古いキッチンマシンには、現在販売されているアクセサリーがそのまま付けられるのです!
30年前のコンパクトキッチンマシンと、現在販売されいるミンサーのコラボレーション! コンパクトキッチンマシンはアームの部分を起こして、この様にアタッチメントをつけることでミンサーとして使う事もできるのですが、30年前の機種に現在のアクセサリーがそのまま使えるとは驚きです。
日本では電動工具のメーカーとしてもおなじみのボッシュ。電動工具は先端(ビット)を付け替えることで、様々なサイズのネジ回しに対応したり、穴を開けるドリルになったり、と用途に応じて機能が変化します。コンパクトキッチンマシンも同じ考え方で様々なアクセサリーの付け替えが可能なのですが、まさか・・・差し込み口の形状を30年も維持しているとは本当に驚きです。
家電製品は、新しい技術の開発や小型化など、各メーカーの販売競争によって、常に新製品が世の中に出てきます。そんな中で、30年前の家電がまだ使える事、今のアクセサリーが使えるというのは、最初のコンセプト作りやデザインの段階で、最も使いやすい形を追求しているという事の現れなのだと思います。ボッシュが手掛ける自動車関連、工具、家電製品はどれも新たな技術開発によって製品が変わり続ける市場で、ボッシュはそれぞれの業界をリードする企業でありますが、この激変する製品市場の中でも「変わらぬもの」、企業の製品開発理念を強く感じる事ができます。
この様な企業の製品を取り扱っている事に誇りを感じると共に、企業としての在り方も考えさせられる部分も多いなぁと感じる取材でした。勿論、ボッシュの全ての製品が同じという訳ではありませんが、この事は我々が仕事や生活の中でも大切にしなければならない事を教えてくれているのではないでしょうか?