アメリカのドラマに夢中!
最近ブログの更新が滞っていますが、それはアメリカのテレビドラマを見始めたせい…!Walking Dead(ウォーキングデッド)と言うゾンビ物のドラマなんですが、これが面白くて。アメリカでも大人気でみんなが見ていると言っても過言ではないくらい。
ざっくり言うと、ゾンビがはびこる終焉の世界を描いたサバイバルドラマなのですが、ただのゾンビ映画と思うなかれ、濃ーい人間模様もしっかり描かれていて、毎回手に汗握る展開です。登場人物がみんな親しみやすく、私たちみたいに不完全な人間で感情移入してしまうところもポイント。私は大好きなキャラができてその人が死んだときなんて、しばらく再起不能になってしまいました。
物語は私の住むアトランタから始まり、それが見ようと思ったきっかけ。1,2話だけ軽く見るつもりだったのがまさかこんなに見てしまうとは。
そう、アメリカのドラマは、日本のドラマとだいぶ違ってとても長いんです。日本のドラマは1話50分のものが11回〜12回あって終わりますが、アメリカのドラマは1話約45~50分のエピソードが16回ほどあり、これが一つのシーズンとなります。そのシーズンが大体8個ぐらいある。よってトータル約130話、80時間以上の長丁場なのです。毎日3時間見たとしても1ヶ月くらいかかっちゃいます。
困ったことにこれがもう見出したら止まらない。アメリカのドラマって本当にすごいなと思います。予算のかけ方も凄いし、セットなんて本当に豪華で一体どれくらいお金がかかってるんだろうと見ながらただただ驚愕してしまいます。もう中毒のように次のエピソードが見たくなって、ひどい時は1日10時間以上も見てしまいました。次のエピソードが気になるというのは作りもいいということ。だってしょうもないドラマだったら先は気になりませんし。(ちなみに村上春樹もアメリカのドラマが見だしたら止まらないから困ると言っていました。彼も見ているのか!と嬉しくなった次第)
<ウォーキングデッドのシーズン1のジャケット。後ろに見える高層ビル群はアトランタのダウンタウン!>
ちなみにアメリカのドラマはどのくらいお金をかけているんだろうと気になって調べてみたところ、だいたい1話あたり、平均2,3億円かけているそう(日本はその10分の1)。一番高額だったのが、「LOST」というドラマで、これはシーズン1の1話の予算は10億円だったとか。こんなのが100話以上続いたらすごいことになりますね。ウォーキングデッドはセットや特殊メイクが超本格的なので、そっちにお金がかかっているかと思いきや、アメリカのドラマの予算のほとんどは俳優陣に支払われるギャラだそう。最近は映画俳優とドラマ俳優の垣根も少しずつなくなり、ドラマと映画で行き来しているようです。私は俳優さんに疎いのであまり分からないんですが。
ウォーキングデッドのシーズン7のエピソード1の視聴率はとんでもない数字で、アメリカ国内だけで1700万人。日本を含む世界中で大ヒットしているので、世界全体の数字を含めたら軽く1億人はいくと思います。アメリカ人や外国人の友達と話していても殆どの人がウォーキングデッドを見ていて驚きます。私もその仲間入りが出来てちょっと嬉しかったり。
アメリカで、カウチポテトしながらアメリカのテレビドラマを見まくるという、ちょっとやって見たかったことをクリアしました。こんなことしてたら太っちゃいそう…
それにしてもアメリカのドラマってゾンビやら、マフィアやら、生き残りをかけた戦いやら、何か、いかにもアメリカっていうのばっかりです。ヨーロッパのドラマだとこういう感じじゃないんだろうなぁ。ちなみに南米のテレビドラマは狭い世界(家族や友人)の中でのドロドロ恋愛劇や家族愛の話ばかり(テイストはちょっとおバカな感じのが多くてこちらも楽しく、ベネズエラのドラマなんて世界的に大ヒットしました)。こういう風に地域色が出るのも楽しいですね。
次はまたまた世界的大ヒットのゲーム・オブ・スローンを見ようか悩み中です。
(一度見始めたら1か月くらいテレビにかじりついてしまうから、重大な選択です)