旅にゃんこ一家プロフィール
撮影担当のママ
長澤知美(ながさわ・ともみ) 鳥取県出身。株式会社A&S取締役。自然環境関係 の仕事で北海道阿寒湖に赴任していたときに、だい きちと出会う。子供のころから自然や動物が大好き で、アウトドア、写真撮影のほか、地球環境をテー マとした作品づくりが趣味。
ライティング担当のパパ
長澤大輔(ながさわ・だいすけ) 兵庫県出身。ネコたちも社員として勤務している株式会社A&S代表取締役。知美とは趣味の登山 中に知り合ったことがきっかけで結婚。「ネコのヒモ」を自称するほど、ネコのヒモを握ってネコたち の旅のおともをすることに生きがいを感じている。
😻だいきち(キジシロ♂2006年保護)
長澤大吉 (ながさわ・だいきち)=通称「だいきち」
2019 年 8 月時点で推定 13 ~ 14 歳、オス。2006 年、冬の阿寒湖近くの車道で知美の友人が保護。当時の推定年齢 1 歳。のちに、長澤家に養子として迎え入れられる。
海や湖のある場所が大好き。
長澤夫妻の経営する会社では癒やし担当部長。
😻ふくちゃん(本名 大福 2010年保護♀)
長澤大福 (ながさわ・だいふく)=通称「ふくちゃん」
2019 年 8 月 時 点 で 推 定 8 ~ 9 歳、メ ス。2010 年、新宿の公園でダンボールの中に捨てられていたところを保護。当時の推定生後 2 ~ 3 ヵ月。目が不自由で 3 度の手術を受ける。
山歩きが大好き。
長澤夫妻の経営する会社では癒やし担当秘書。
■よくお寄せいただく質問Q&A
旅にゃんこ夫妻はどうしてネコと旅をするようになったのですか?
◎ 旅好きで家を空けることが多く、感情的に残して出かけるのがつらくなってきたからです。
私たち里親が旅好きで、長期に不在することも多、愛するにゃんこたちをお家に残しておきたくなかったからでした。
◎ 猫たちが、ホテルやシッターさんに全く慣れなかったからです。
もともと北海道の原野で保護された「野生の猫」だっただいきちが、私たちが旅で不在にしている間、特にだいきちがペットホテルやペットシッターさんに預けても、全く慣れなかったからです。ホテルでは泣き疲れて声がガラガラになり、ペットシッターさんにはうなり声をあげて威嚇したりしていました。
ふくちゃんは、ちょうどそのころ、まだ手術前で目が不自由でしたので、ひとり残していくのは現実的ではなく、だいきちと一緒に旅へ連れて行くことにしました。
◎ “わが子”には旅を通じて新しい経験をしてもらいたかったからです。
にゃんこたちも、両親と一緒に行動し、新しいものを見、感じ、経験したいとおもっているに違いないと思うようになったからです。
旅を一緒にすることでネコにとってメリットはあるのですか?
◎ ネコが社交的になります。
まず、だいきちがとても社交的になりました。もともと北海道の原野で推定1年間生きてきた「野ネコ」でしたので、人見知りが激しく、特に男性に対しての攻撃が激しかったのです。旅に出て、旅先でいろんな人に接触するうちに「人馴れ」したのだとおもいます。
◎ ネコが外でパニックになったり、物怖じしなくなります。
これは特にふくちゃんのケースです。彼女は、目に障害があり満足に見えぬまま、推定生後2ヶ月で我が家に保護されました。保護された場所は新宿御苑の敷地内に置き去りにされた段ボールの中です。ふくちゃんは、まだ、このとき、たばこの箱ぐらいの大きさでした。室内やベランダでは元気いっぱいのふくちゃんでした。でも、外は見知らぬ世界で、バギーに乗せても絶対外に顔を出すことはありませんでした。
でも、いまではお散歩はもちろん、猫以外の動物に出会ってもほとんど物怖じしませんし、ふくちゃんの変わりぶりには驚かされるばかりです。
またこれは余談ですが、大震災の時に、一緒に避難できずに残された猫が多かったという痛ましい報道を耳にしました。今後、万が一、地震などの災害時に避難することになっても、飼い主との外出を平気にしておくことで猫にとっては防災対策になりますね。