「集中力を高める方法」
フェースブック・相田 公弘さん投稿記事
「集中力を高める方法」というお話です。
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従来の集中力の出し方と言えば、アフォメーション(ポジティブな言葉を使った自己暗示や誓い)によるポジティブ誘導、叱咤激励などの緊張感、緊迫感をもたらしてやる気を出させるという、どちらかと言うと軍隊式のトレーニングです。
「〇〇しないとこうなるぞ」「もっと〇〇しないとダメだ」「今のままでは〇〇なるよ」「隣のあの子に負けてしまう」と洗脳させて、戦闘もモードに入るような集中力、モチベーションのつくり方がほとんどです。
これらは、切羽詰まった感があり、ハチマキを締めて自分を奮い立たせてモチベーションを上げていくようなイメージです。
このような状態で脳の中で活発になっている神経伝達物質(ホルモン)は、ノルアドレナリン、アドレナリンです。
これらは、いわゆる闘争、逃走ホルモンと言われています。
つまり、他と戦うとき、逃げるときに出る火事場のバカ力的なパワーの源です。
自律神経で言うと、交感神経が活性化している状態です。
残念ながら、この状態ではリラックスしている暇など、まったくありません。
逆に緊張感満載で、一息もつけない状態です。
脳がこの状態だと、集中力を持続するのが難しく、ピークはつくるものの、一過性のものになってしまいます。
「後がない」という危機感から行動を起こさせるわけですから、当然、疲労も早くきてしまいます。
切迫感、戦闘状態からのモチベーションは、これからの多様性の時代には似合わないと言えます。
ノルアドレナリン、アドレナリン誘導型の集中力以外に集中力を高める方法が求められています。
ハーバード式 聴くだけで「集中力」が高まる本
川崎 康彦 著
若月 佑輝郎 監修
フォレスト出版
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従来の叱咤激励などの緊張感、緊迫感をもたらしてやる気を出させる方法は、やらされ感が生まれ、ベータ波の状態になるそうです。
ベータ波は、パニックに陥っているときや、他人を批判したり、警戒したり、注意深く考えたりしているときに出現するといいます。
ベータ波優位の集中は、体の筋肉も硬くなってきて、肩こり、首筋のコリ、呼吸数が浅めで速くなり、脈拍も早くなり、疲労、ストレス、さらには体に活性酸素が溜まってくるので、細胞が酸化され錆びてきて、働きにくくなってしまうそうです。
それとは逆に、リラックスと集中力を手に入れるのに良いのが「α波」。
アルファ波優位の状態では、脳内麻薬とも呼ばれる「βエンドルフィン」が分泌され、活性酸素をやっつけたり、集中力と記憶力が向上したり、免疫力がアップしたり、ドーパミンの放出を促したり、鎮痛効果があったりと、体に良いことがたくさんありますね♪
潜在能力も発揮しやすい状態になり、直感やひらめきがどんどん出てきて、作業の質も高まると。
α波優位にするには、α波に導く音楽などがYouTube等にもありますし、香りや自然の景色など、五感をつかってアルファ波優位の状態をつくることが、集中力やパフォーマンスの向上に繋がるのではないでしょうか。
小林正観さんの著書に、こんなお話があります。
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「こうでなきゃ嫌だ」と思ったら、待っているものは「嫌だ」か「ゼロ」。
「こうなると楽しい」と思ったら、待っているのは「楽しい」か「ゼロ」。
「執着」と「おもしろがる」とはどう違うのでしょうか。
執着というのは、「こうでなければ嫌だ」「どうしてもこうなってほしい」と思うことです。
それに対して「おもしろがる」とは、「そうなってほしい」のは同じなのですが、「そうなったらいいなあ。ならなくてもいいけれど。でも、そうなるといいなあ」「そうなるとうれしいな」「そうなると楽しいな」「そうなると幸せだな」と思うこと。
それが「おもしろがる」ということになります。
「こうでなければ嫌だ」と思ったときに、執着になります。
超能力の点から考えても、「こうでなければ嫌だ」と思ったときは脳波がβ波になって、実力でしかものごとを解決することができません。
一方、「こうなるとうれしい」「こうなると楽しい」「こうなると幸せだ」と思ったときは脳波がα波になり、不思議な力が助けてくれます。
超能力的な解決方法とでもいうのでしょうか。そういう力が、どこからか支援してくれるのです。
「こうでなきゃ嫌だ」と思ったときは、「嫌だ」か「ゼロ」しか待っていません。
「こうなると楽しい」と思ったら、待っているものは「楽しい」か「ゼロ」。
喜びが上乗せされるだけの日々になるのです。
(「宇宙を解説 百言葉」小林正観 著 / イースト・プレス)
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何かに取り組むとき、「こうなるとうれしい」「こうなると楽しい」と思っていると、α波がさらに良い方向に導いてくれるのでしょうね♪
「脳内環境を整える」という時代になっていくのだと思います。
※魂が震える話より