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梅か桜か?

2018.03.21 05:11

春分の日、東京エリアではそろそろ桜が開花しているようですが、。

バンクーバーで毎年この頃なんとなく釈然としないことは、、。梅と桜が妙に似ていて、しかも咲く時期が被さっているので、純粋に「お花見」が楽しめないことです(涙&笑)。

二千六年に発足した「バンクーバー・チェリーブロッサム・フェスティバル」のサイトにも、「梅も大変綺麗ですが、このフェスティバルの趣旨は『綺麗な桜の花を愛でる』ことですので、その違いをご説明しましょう!」とあります。

東京では梅がまだ寒い頃に咲いて、桜は本当に春になってから、と時期もかなりずれていましたが、。

バンクーバーはやはり気温が少し低く、梅が咲き始めるのが遅め、その後急速に暖かくなって桜もすぐ後に咲き始めるタイミングになります。

日本で「梅並木」を見た覚えがありません。梅は公園にポツポツと植わっているもので、上の写真二枚のように「並木」状態になると、余計に桜と区別がつきにくくなります。

桜の幹は横じま模様が独特ですが、ここバンクーバーの桜、梅、幹を見てもなぜかはっきりわからないことも。話によると、桜をもっと増やそうとした人たちが梅に接ぎ木をした時期があったので、幹を見てもわかりにくいそうです。

でも調べてみると、梅と桜は接ぎ木ができるほど近い種類ではないようで、これはバンクーバー都市伝説なのかも、、、。

時間があれば自分で色々調べてみたいのですが、バンクーバーには彼岸桜、枝垂れ桜、ソメイヨシノ、白妙、高砂、太白、右近、寒山、松月、白普賢と多々桜がある上、梅も色々ありそうで、ちょっと難しいプロジェクトになってしまいます。

数年前、早春独特のぬらっと暖かい夜、カレッジからの帰り、バス停から同じ方向に歩いていた男性が「桜が綺麗な季節になりましたね。」と話しかけてきた時に、「いや、今咲いてるのは梅なんです。桜はもっと後。幹の模様を見るとわかりますけどね。」と、何とも趣のないかつ失礼な返事をしてしまいました。見事に咲いている梅に混じって、ある種類の桜ももう咲いていたのかもしれません。