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GPIFのポートフォリオ

2018.03.21 14:30

長期的な運用においては「分散投資」が重要であることがよく言われますが、公的年金の積立金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も分散投資をしています。


GPIFの運用データはホームページ上で公開されていますが、現行のGPIFの基本ポートフォリオは国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%となっています。


2014年以前は国内債券が60%だったポートフォリオを見直して現行の基本ポートフォリオになりましたが、年金積立金の運用で株式への投資割合を高めることには疑問の声もありました。


では実際の運用実績はどうなのかというと、2014年度は+12.27%(+15兆2,922億円)、2015年度は-3.81%(-5兆3,098億円)、2016年度は+5.86%(+7兆9,363億円)、2017年度は第1~3四半期まで+3.54%、+2.97%、+3.92%となっています。また2001年度以降の累積収益は+3.39%、額にすると+69兆円となっています。


GPIFの運用に関してはマイナス運用になったときばかりメディアでも大きく取り上げられるので、批判の的になったり、不安を持つ人もいると思いますが、冷静にファクト(事実)を見てみることが大切だと思います。