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退屈と惰性と 改

ヘキサギア ブースターパック006 フォークリフトタイプ & エンジニアセットA レビュー

2022.11.19 05:55

 今回のレビューは、1/24スケール ヘキサギア より、

“ブースターパック006(フォークリフトタイプ オレンジVer.)”、

“ブースターパック006(フォークリフトタイプ ダークブルーVer.)”、

そして “ガバナー エンジニアセットA” です。


 ヘキサギアの世界観を拡げる拡張オプションシリーズ、ブースターパックにフォークリフトが2色のカラーで登場。

 整備士2人とサポートドロイドがセットになったエンジニアセットAと併せて、3アイテムが同時発売となりました。


 ヘキサギアとガバナーも常に戦場にいるわけではない。

 戦士である彼らにも休息は必要ですし、そんな彼らを陰で支える人々、機械もまた確かに存在する・・

 まさしくそんなシチュエーションを再現できる待望のアイテムたちの登場ですよ。

 いや、フォークリフトて・・(笑)

 いわゆるSFロボット系のシリーズで、そんな地味な作業用車輌がキット化されたことなんてありましたか?

 まぁ、すでにバギーやバイクなど、現実世界の車輌とほぼ同じものが存在している世界感ではあるので、フォークリフトがあってもなんら不思議はないんです。

 すでに基地タイプのジオラマを再現可能なブロックベースシリーズが展開しているなか、併せて楽しめる作業車輌となると、確かにフォークリフトというチョイスはベストと言えるでしょう。

 屋内での運用も普通ですしね。

 素晴らしい。

 そしてエンジニア・・整備士たち。

 ヘキサギアを常に万全な状態に保ち、ガバナーたちの生命を預かる、縁の下の力持ち。

 シリーズとしては初の非戦闘員のフィギュアキットです。

 やっぱり、こういう脇役たちもいてこそなんですよね。

 今回、わざわざセットAとなっているので、当然今後セットB、なんならCの発売もあるはず。

 女性整備士かな? マッチョ整備士がいてもいい。


 それでは、2種3アイテム、まとめてレビューしていきたいと思います。

 キットはパチ組みに一部塗装しております。


ブースターパック006(フォークリフトタイプ)

 ブースターパック003のバギー以来の、純粋な4輪車輌型のキットです。

 一応、第1世代ヘキサギアということになりますね。

 発売前にTwitterで、確か8パターンほどのカラープランが提示され、そこからガバナー(我々ユーザーのことね)による投票の結果、上位2色となったオレンジとダークブルーが今回キット化されたという経緯です。

 ダークブルーは通常型のバルクアームαの装甲色と同じということである程度の人気が想定されましたが、オレンジが一番人気というのもわりと予想通りだったかな。

 ガバナーたちの嗜好はだいたいわかる(笑)。

 今回惜しくも選ばれなかったカラープランについても、バギーの例があるので今後発売される可能性はあると思います。

 個人的にはイエローが欲しいし、無塗装ミキシングが捗るダークグリーンも欲しい・・


 ではまず、オレンジVer.でデフォルトのフォークリフト形態を。

 まさにフォークリフト。

 こちらはカラーリングのマッチ感もあって、普通に実在するフォークリフトのキットかと思ってしまいす。

 各部にあるヘキサ孔で、ようやく、あ・・ヘキサギアか。と思い出すくらい(言い過ぎww)。

 主要なパーツは新規造形ですが、コクピット部はハイトレーガーからの流用です。

 各部のライトなどに使われているクリアオレンジのパーツもですね。

 いくらか余剰パーツもでます。


 コクピットの内部レイアウトはこの通り。

 レバータイプの操縦桿にモニタ、計4つのフットペダルなど、ハイトレーガーそのままですね。

 というか、操縦はハンドルじゃないんだな・・

 コクピット前面には無色クリア製のウインドウがあり、内側の装甲がないほうがよりそれっぽい雰囲気になるのですが、操縦桿やモニタがその装甲と一体化しているので外すわけにもいかず。


 それでは、エンジニアに搭乗してもらいましょう。

 レバーの位置もあってかなり浅い掛け方になってしまうのはちょっと残念かも。しっかり背もたれに背を預けることができません。

 バギーのように固定するためのピンもないので、わりと不安定です。

 ルーフが前後左右4本のフレームと軸接続されているため、基本的に固定。

 構造としてはもちろん正しいのですが、そのせいでエンジニアやがバナーを乗せづらいです。


 ライトは左右にスイング、接続部でも上下にスイング可。

 今回は表面の透明クリアパーツの裏をシルバーで塗装しました。

 バックミラーも接続部で上下スイング、ミラーはボールジョイントで可動します。

 ミラーの表面もシルバーで塗装しました。


 タイヤは前輪、

後輪ともにすべてプラパーツ製。

 前輪のほうが後輪よりも一回り大きいです。

 後輪駆動の連動可動も再現されています。

 バギーには前輪駆動で同様の可動ギミックがありましたね。


 メインとなるフォークユニットは接続基部で前方に引き出し可能。

 さらに上下方向にスイング、接続部で回転させることも可能です。

 リフトアップは3段階でスライド可動。

 最高点まで上げるとかなりの高さになります。


 フォークユニットやルーフ、外装をすべて取っ払うとこのような状態に。

 コクピット部を分離。

 さらに前後の装甲を閉じてみます。

 こうなるとハイトレーガーの流用であることがよくわかると思います。


 車体フレーム自体にもいろいろとギミックが内蔵されています。

 まずコクピットを接続する5㎜軸はたたむことが可能。

 ただし、たたむと再度起こしにくいです。引っかかりがほとんどないので・・

 ちなみにこの5㎜軸以外にもその前後に3㎜穴(ポリパーツ)が3ヶ所あ留のでミキシングの可能性が広がります。

 後部のハッチは開閉可能。

 一見収納スペースっぽいのですが内部にはヘキサ孔があり、しかも底が抜けているのでメンテナンスハッチという解釈でいきます。

 車体中心部には大型のヘキサグラムストレージが備わっており、もちろん取り外し可能。

 旧式という設定です。

 確かにスケアクロウの円柱状のストレージよりもシンプル。

 ブロック状の接続パーツとして、いろいろミキシングにも使えそうな素材です。

 これにはめ込むクリア成型のヘキサグラムも欲しかったかな。


作業用バルクアーム

 バルクアーム(αおよびβ)の上半身外装とマニピュレーターを取り外し、フォークリフトのルーフパーツとフォークユニットに代えることで作業用バルクアームに組み変えることが可能です。

 なお、ここからはダークブルーVer.に交代。

 先にも言った通り、通常型のバルクアームαの外装と同じ成型色が使われていますからね。

 いいですね。人型重機。

 本体はバルクアームのままなので、当然パワーはありますし、剛性も十分でしょう。

 戦闘用ではないのでコクピット周りの外装は取り払われ、頭部もオミット。

 搭乗者の直接目視で操縦するかたちです。


 頑丈な装甲で覆われていたコクピット周りはこのように開放的なものに。

 当然コクピット自体はバルクアームシリーズのものをそのまま使用し、一部専用のフレームパーツを組み込むことでフォークリフトのルーフおよびフロントウインドウを取り付けています。

 ちなみに、説明書通りに組むと頭部基部が残った状態になるので、このように搭乗者の視界を確保するためには結局バルクアームのコクピット(胸部)をほぼバラす必要があります。

 なお、やはりルーフは固定されるので、エンジニアたちを乗せるのは大変。

 側面が開いていないのでフォークリフトのときよりさらに面倒ですね。

 先に乗せてからルーフを組み付けたほうがいいと思います。

 しかし、なにか根本的な解決策はないものか・・


 フォークユニットは左右に分割し、両端にフォークを装着(フォークパーツは計4本付属しています)。

 専用のジョイントパーツを介してマニピュレーターの代わりに腕部に取り付けます。

 もちろんフォークはスライド可動します。


無人牽引車

 ルーフとフォークユニットを取り外した車体本体は、ハイトレーガー同様コクピット部を閉じることで無人で走行可能な小型車輌というかたちになります。

 ちんまりとまとまっていてなかなか可愛らしい。

 なお、牽引車という名目ですが、とくに牽引装置のようなものはありません。

 強いて言うなら後部の外装にロープを括り付けられそうなバーがありますが。

 というか、こっち側が前でも成立するデザインですね。

 もちろん、コクピットはそのままで人が操縦する仕様とするのも可。


 また、説明書ではとくに言及されていませんが、ハイトレーガーと同じくこの位置ジョイントを取り付けることができる(説明書では余剰扱い)ので、


このような特殊車輌も再現できます。

 ちょっと重心が前に偏ってるから転びそうだけでども・・


特殊型フォークリフト

 フォークユニットを2つ使用した特殊ユニットを装着した状態。

 当然、組むためにはフォークリフトが2つ必要になります。

 通常のフォークユニットに上下にフォークを付けたユニットを横向け寝かしてに取り付け、さらにルーフパーツをベースとして取り付けます。

 左右からがっちり対象物を掴んで固定したうえで、通常のフォークリフト同様に持ち上げることが可能です。

 もちろん寝かせたほうのフォークリュニットは横にスライド可動させることができます。


 以上、ブースターパック006の基本仕様の紹介でした。


ガバナー エンジニアセットA

 男性エンジニア2人と各種工具、サポートドロイドのオーブ(ORB)がセットになったアイテム。

 価格はフォークリフトと同じなので、若干割高にも感じますが・・


エンジニア

 ヘキサギアシリーズ初となる非戦闘員のキット、男性エンジニアです。

 でも、個人的にはエンジニアよりも整備士と呼びたいかな。

 あと商品名にガバナーと入っていますが、非戦闘員もガバナーと呼ぶのだろうか?

 薄いグレーのツナギに同色の作業帽というスタイル。

 ブーツのみアーリーガバナーからの流用ですが、ほかは新規造形となっています。

 股関節の隙間がちょっと目立ちますが、これは可動域確保のためらしいです。

 でも実際の可動は、アーリーガバナーと比較してとくに変わった印象はないんですけどね。

 戦闘員ではないので、背中にヘキサグラムコネクタはありませんが、スタンド使用のために3㎜穴は開いています。

 腰にあるダボ穴は後述の腰袋を固定するためのものです。


 構造的には従来のガバナーを踏襲しつつ一部簡略化された部分もあり、非常に組み易くなっています。

 最大の変更点は、腕部の取り付け方法でしょうかね。

 これまでのガバナーでは胴体部から出ているボールジョイントに腕部をはめ込んでいましたが、エンジニアでは腕部から出ている軸を胴体側の穴に挿し込むかたちになりました。

 おかげでほぼポロリすることがなくなりましたが、胴体側の可動がオミットされており、肩周りの柔軟性は失われています。

 なお、軸をしっかり最後まで挿し込むと脇腹部分に干渉して腕をまっすぐ下ろすことができません。

 少し引き出してやればまっすぐ下ろせます。


 ハンドパーツも軸接続に変更され、ここもまたポロリの心配がなくなりました。

 ただ接続はかなりキツく、ハンドパーツはもちろんPVC製の軟質パーツということもあって下手に挿し込むと軸が変形してしまうので注意です。

 ハンドパーツは平手に持ち手、指差し手、サムズアップの4種類が左右分付属します。

 握り手も欲しかったかな。


 以上、ボディに関してはまったく同じものが2人分セットになっているわけですが、頭部のみ素顔とゴーグル装着の2種類が1つずつとなっています。

 こちらが、先ほどから登場してもらっている素顔バージョン

 肌色一色の成型で、素顔のほうには目と眉毛を再現できる水転写式デカールが付属。

 極小サイズのデカールですが、まぁうまいこと貼れたかな。

 しかしなんというか、ちょっとぼんやり顔だな。

 パッケージイラストは阿部寛みたいで渋いのに・・

 こちらの髪は黒で塗装しました。


 こちらがゴーグルバーション。

 やはり肌色の一色成型なので、ゴーグルを黒く塗装。

 髪は茶色にしてみました。ちょっとチャラい感じで。


 というわけで2人を並べて。

 2人だから顔も2種類ということなんでしょうが・・アーリーガバナーは1つのボディに4パターンくらいの頭部が付属したことを思うとちょっともの足りないですね。

 これ、エンジニアセットBはこの顔のパーツだけ変えるとかじゃないよね?


付属品

工具類

 左からバール、溶接バーナー、ヘキサグラムリムーバー、インパクトドライバー。

 成型色はオレンジ一色なので、一部塗装しています。

 ヘキサグラムリムーバーは、当然先端部にヘキサグラムがジャストフィットします。

 さすがに実際のリムーバーとしては使えないと思いますが。


工具箱

 閉じた状態と開いた状態、2パターンの工具箱が付属。

 実際に先の工具類を収納することは難しいサイズですね。

 そうなると、スパナとかドライバーとかの小物工具も欲しくなってきます。かなり小さいものになるだろうけど。


腰袋

 ウエストポーチのようにエンジニアの腰に付ける腰袋が2人分付属。

 やはり袋部分に先の工具類を収納できたりはしませんが、両サイドにある2㎜軸にバール以外の工具をマウントすることが可能。

 腹部と腰部を一旦外し、挟み込むようにして取り付けます。


オーブ(ORB)

 休憩の胴体に長い腕と短い脚が付いた小型のドロイドが付属。

 もともとは大型の工学視覚器であったものが四肢を得て自立歩行可能になったものだそうです。

 ほとんどのものがKARMA(カーマ・・主に第3世代以降のヘキサヒアに搭載されているAIのようなもの)やSANATの代理体を搭載しているか、それらの遠隔制御下にあり、第2世代以前のヘキサギアと接続すれば簡易的なKARMA搭載機にもできるという感じです。

 ガンダム界におけるハロ的なマスコットキャラとして、今後露出が増えていくのではないかと思います。

 なかなか可愛らしいですね。

 中央にある一つ目はヘキサグラムと同じ六角形で、ボールジョイントで可動します。

 周囲は裏から黒く塗りました。

 小さいながらその目も含めて全身11ヶ所が可動するので侮れません。

 マニピュレーターには付属の工具のほか、ガバナー用の武装も保持可能。

 オルタナティブ系の小型ヘキサギアやガバナーとのミキシングでも面白い素材になると思います。


公式限定特典 ダンボール再現ペーパークラフト

 今回の3アイテムを公式ショップで購入すると付属する限定特典。

 実際のヘキサギアキットの輸送用カートン箱を1/24スケールと1/10スケールで再現したもので、レイブレード・インパルス、ガバナー アーマータイプ:ポーンA1、アグニレイジ、ガバナー パラポーン・センチネル、バルクアームα、バルクアーム・グランツ レッドアラート、の6種類が用意されました。

 順番バラバラで済みません・・

 該当アイテムを一つ購入で6種類のうちのいずれか、2つ購入で6種柄をセットで、3つ以降は6種のセットが追加されていくという豪快なキャンペーンでした。

 僕はフォークリフトのオレンジVer.とエンジニアセットを公式で購入し、6種セットをゲット。

 さすがに全部を組み立てるのはヘビーなので、とりあえず1つずつ組み立ててみました。

 こちらが1/24。

 しっかり切り込みを入れて折り目を付けたつもりなんですが、少し浮いた感じになってしまいましたね。

 でもまぁ、綺麗にできたほうでしょう。

 実際のダンボールには商品名の前にスケール表示はないんだと思いますが、そもそもヘキサギアは1/24スケールなのでまったく違和感がないです。


 こちらが1/10。

 何故1/10スケールのものも付属するのかというと、ヘキサギア担当のYUKI氏と、創彩少女庭園担当の亀山Pが同一人物だから・・

 まぁ一緒に遊んでね、ということですね。

 すべおま! わたしたちはキャンバス!

 で、この1/10スケールのダンボールにもやはり1/24スケールのものと同様、商品名の前にスケール表記がされているのですが、そのせいで妙なことに・・

 つまり、創彩の世界線ではヘキサギアは1/10スケールで展開しているとも想像できるわけです。

 でけぇな!(笑)


比較画像

 まずフォークリフト。オレンジVer.とダークブルーVer.で。

 違いは外装の成型色のみ。

 フレームのほか、ライトなどに使われているクリアパーツの成型色も共通です。


 では、ダークブルーVer.のほうを組み換えて、作業用バルクアームに。

 あ、立ち位置逆になっちゃった・・すみません。

 パーツ共通ですが、人型のボディに乗せたことでより複雑な作業もこなせるようになったというとことでしょうか。

 すでに第3世代が戦場の主役になっている状況で、戦力として時代遅れになったバルクアームが作業用に改修された感じなのかな。

 現役バリバリのときにこういう使い方をするとは思えない。


無人牽引車状態で。

 この形態(左)をベースに、いろいろとオプションを変更したバリエーション展開なんかも期待したいところ。

 ホイールローダーとか、パワーショベルとか、前に付ける作業用のアタッチメントを変えるだけでもかなりいろいろできそうですよ。

 夢が膨らむ。

 どんどん出てくる働くくる~ま・・


 作業用バルクアームと無人牽引車で。

 これはもうニコイチでしょう。

 そのうち公式限定でバルクとフォークリフトをセットにして装甲を特別カラーに変えたものを売り出しますよ、きっと。

 たぶんアグニレッドだな(いや、作業用なのに・・)。


 それでは、他キットとの比較を。

 まず同じ車輌系第1世代ヘキサギアのバギー(ナイトストーカーズ仕様)と基本形のフォークリフトで。

 バギーも一人乗りの車としては意外なほど大きいと感じていたのですが、今回のフォークリフトは高さもあるぶんより大きく感じます。

 単なる車輌ではなく第1世代ヘキサギアなんだと思えば、このごつさにも納得できる?

 一方でバギーは前輪駆動、フォークリフトは後輪駆動とたぶん現実の車輌と同じ構造になっているんだろうなというところのこだわりも面白いです。

 なお、バギーではまだタイヤがゴムパーツでしたが、フォークリフトでは完全にプラパーツになっています。

 コストなどいろいろな理由があるのでしょうが、個人的にはゴムタイヤ好きなんでまた復活してほしいんだけどなぁ。

 通常型バルクアーム(密林戦仕様)と作業用バルクアームで。

 こういうバリエーション、いいですね。

 バルクアームはもっといろいろ遊べるんだよね。

 水中用とか、寒冷地用とか、新規外装や追加パーツだけの展開というのも面白いかも。

 一応の流用基となるハイトレーガー(無人仕様)と無人牽引車で。

 設定的には、フォークリフトの本体をベースにのちにいろいろな車輌型ヘキサギアが作られた・・というようなことになてちるので、ハイトレーガーのほうがフォークリフトのパーツを流用した、という順番になりそうですね。

 続いてエンジニアセット。

 まずは今回のセット内容となる2人と1体で。

 オーブ君のサイズ感がちょうどいい。

 現場の癒やし担当ですね。


 アーリーガバナー(ナイトストーカーズ仕様)とエンジニアで。

 ブーツは共通。支給品なんでしょうね。

 構造は簡略化されたものの可動性は大きく変わることなく、それでいてほぼポロリがなくなったので、弄るときのストレスも激減しました。

 少なくともハンドパーツの軸接続は今後の新規ガバナーで採用してほしいです。

※アーリーガバナーについては、先にリンクを張ったバルクアームα(密林戦仕様)のレビューで一緒に紹介しています。


以下、画像

 フォークリフトのほうはほぼシチュエーション再現になってしまうので、先にエンジニアとオーブ君の可動製などを見るためのポージング画像を。


 確認よしっ!

 構造は一部簡略化されていますが、可動性に大きく影響が阿あるようには思えません。

 このサイズの人型キットとすればもう十分でしょう。

 この通り片脚立ちもできますしね。

 それは変身ベルトじゃないよ。


 オーブ君も、思っていたよりよく動きます。

 ただ脚が1パーツで、形状にもちょっと癖があるので自立が微妙ですね。

 設定では腕も使って4足歩行することもあるようですが・・ゴリラやん。

 ちょっと一休み。

 可愛いですね。


 2人と1体で。

 どんな修理も任せて安心! お電話1本で駆けつけます!

 て、おまえが壊れてどうすんだ?


 ではあらためて、フォークリフトおよび各種組み換えバリエーションと一緒に。


 フォークリフトといえばパレットなので、これは付属品としてセットしておいてほしかったなぁというところはあります。

 一応、公式ブログでブロックベースのプレートオプションを使ったパレットの作り方が紹介されてはいましたが。

 画像は困ったときのSeriaで調達したパレットですが、ちょっと大きい買ったですね。


 作業用バルクと一緒に。

 いや、もうそれそっちで運んでくれよ・・


 それ、立てないといけない? 寝かしたほうが整備しやすいと思うよ。

 しかも肝心なところオーブに任せてるし。


 それそっちじゃない! こっち!

 オーブ君はたまに人の話を聞かない。


 整備士には2種類いるんだ。

 つまり、普通に女にも興味があるヤツと、そもそも機械にしか興味のないヤツの2種類だ。


 それでは、ここから恒例の組み換えタイム。

自動レッカー車

 まずはお手軽に。

 無人牽引車の後部にクレーンオプションのクレーンユニットを付けたレッカー車です。

 オーブによる完全制御で作業員の手を煩わせることなく故障したヘキサギア等を牽引、移動させることが可能です。

 本当、簡単にクレーンユニットを外付けで追加しただけですね。

 パンクしたバギーをレッカー移動。


ホイールドーザー

 こちらは余剰含めたフォークリフトのパーツのみで。いくつかのパーツは2キット分使っていますが。

 これも車体本体はそのままで、前部のアタッチメントを変えているだけなのでお手軽の部類ですね。

 先にも言いましたがこの部分だけ変えたバリエーション展開を公式でもお願いしたいです。

 加工なしの組み換えだけでそれっぽいパーツ・・この場合はドーザーブレードですが、でっち上げるのもなかなか大変なんですよね。

 せっかくなんで、ドーザーブレードだけの画像も貼っときます。

 後ろも。

 我ながら、あり合わせ感がすごい・・(笑)

 ガラクタを運んでいきます。


双腕重機

 順番としては最後に組んだものですが、こちらを先に。

 これにはフォークリフトのほかにスケアクロウ2つ(水色と緑)、ハイトレーガーなどを使っています。

 前部作業用アタッチメントにフレキシブルに可動するアームユニットを2本装備。足周りもタイヤからクローラーに変更しました。

 4基あるクローラーの基部にはスケアクロウのヘキサグラムストレージを備え、どんな悪路も突破するパワフルな走破性を獲得。

 アームの先端にはグラップルクローと超振動ブレードを装備。

 鉄骨も易々と切断できるぞ! みたいな。


大型旋回式クローラークレーン

 そして最後に、今回の本命!

 クレーンオプションの発売から、ずっと作りたかったけどなかなか実現できなかったクレーン車がついに・・

 真横から。

 反対側も。

 フォークユニットのスライドギミックを利用することで伸縮式のブームの再現が叶いました。

 まぁ、ちょっと貧弱過ぎる感があり、実際保持力もかなり怪しいんですけどね。

 サイズ的には十分なものができたので、とりあえずは満足。

 コクピットおよびクレーンユニットを備える基部は旋回します。

 クローラー部分はハイトレーガーをそのまま使用しているのですが、ハイトレーガー オレンジVer.が欲しいです。

 オーライ、オーライ、そのまま持ち上げてくれー!


 オマケで、オーブ君を使ってちょっとふざけてみます。

 これはプードルですね。

 垂れた耳が可愛いですね(笑)。


 た・・助け・・て・・

 ひぃぃ~!!

 あとで怒られるやつ(笑)。


 以上、“ブースターパック006 フォークリフトタイプ オレンジVer. & ダークブルーVer.” 、“ガバナー エンジニアセットA” でした。

 いやぁ、ホンマ。こんなんナンボあってもいいですね。

 とはいえ懐事情もあるのでまずは一つずつというところなんですが、フォークリフトは今後間違いなくカラバリが出るでしょうし、エンジニアセットのほうも付属品なども変えながらB、Cとシリーズ化していってほしいです。

 ヘキサギア、もちろん本筋は戦闘用のスタイリッシュな兵器群なのは間違いないのですが、今回のフォークリフトやエンジニアといったその向こう側の存在もしっかりとフォーカスし、奥行きのある世界観を構築できるのが楽しいですね。

 今回のフォークリフトは以前のバギーと違って、車体本体のフレーム構造がわりと完成したものになっているので、素材としては少々方向性が決まってくる感じもあるので、そういった意味での汎用性は少し低いかもしれません。

 ただベースがしっかりしているぶん、それこそ前部の作業用アタッチメントを変えるだけでいろいろな作業車輌に変身できますし、手軽なミキシング出も十分楽しめるキットになっていると思います。

 一方のエンジニアは、従来のガバナーより構造が簡略化されたことで組み易くなり、腕やハンドパーツの軸接続化でポロリもほぼなくなったのは好印象。

 これまでは、とくに内蔵型コクピットのヘキサギアに乗せる際腕やハンドパーツが外れまくってイライラしたものですが、少なくともそう言ったことがなくなっただけストレスが随分軽減させるようになったと思います。

 まぁ、根本的に乗せにいという部分は変わらないですけどね。

 ただのオマケと思っていたオーブ君も意外なほど動くし、なにより可愛いですしね。

 彼のバリエーションなんかもちょっと期待したいところ。

 カラバリだけでもいいけど。


 さて、もう数日というところでオルタナティブ メッサーフロートが発売。そして来月には決行待たされましたが 、ガバナー ルークが、白と黒同時発売。明けて1月には黒いキツネと真冬もヘキサが熱いですが・・

 その後はしばらく休眠期間なのでしょうか?

 このところはなにもアナウンスがないので、とりあえず2~4月に新製品の発売はないようです。

 夏以降、どどっと来るのかな?


 といったとことで、今回は終了。

 またのご訪問を。