[51.]ロシア正教会総主教の2022/10/25発言は救い主イエスとは無縁である
- 我々ロシアの闘いは聖書にしるされているように闇の支配者、悪霊との闘いである(趣旨。TV視聴に於ける記憶記)
- 反キリストとの戦い
以上、発言要点。
以下、ロシア正教会総主教の主張聖書箇所と思われる箇所。
- エフェソの信徒への手紙/ 02章 02節
この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。
- エフェソの信徒への手紙/ 06章 12節
わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。
以下、聖書引用箇所は「エフェソの信徒への手紙」(パウロの手紙)による。
「ウクライナ共和国は独立した主権国家であり、NATO加盟を強く望む。」
ウクライナ共和国のこの主張が人の心の内に働く悪の諸霊によるものである、とするなら、「神の武具を身に着けよ(6-11~13)」が聖書の言葉である。神の武具とは「真理、正義、平和の福音を告げる準備、信仰、救い、霊の剣即ち神の言葉(6-14~17)」、そして「霊に助けられて祈れ(6-18)」。
このところから導き出されることは、聖霊による一致・平和(2-13~18)、神の家族(2-19)である。
故に先ずは、主教自らがイエスの十字架の下にその身を置くべきである。そして今一度、創造主が死者イエスを陰府の世界から甦らされ救いを完成され、神自らが罪びと人間と和解され(2-16)全ての人間を救い主イエスの下に集められたことを思い起こすべきである。即ち、神の救いの世界には国家も国境の概念も無い。これぞ主教たる者の言葉であらねばならない。
断じてロシアの武力侵攻を肯定する言葉はイエスの救いの聖書の世界には無い。
隔ての壁(2-14)を武力で破壊する「血肉を相手に(6-12)」している行為は、イエスにより取り除かれた「敵意という隔ての壁(2-14)」をより頑牢強固にする反キリストの働きである。
即ち、これぞロシア正教会の総主教に今も働いている悪の諸霊の仕業というべきものである。
12. Nov. 2022_