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理系院生から総合商社パーソン

高度経済成長期の象徴

2018.03.23 03:32

こんにちは!学生生活も残り1週間となってしまいました。。本をがっつり読めることもなくなると思うと辛いですねʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

高度経済成長期って言ったらなにを思い浮かべますかね?


最近は将来経営者になるために、有名経営者が書いた本を読んでいます。前回紹介した宮内義彦さんが書いた「経営論」も然りです。


さてタイトルついてですが高度経済成長期といえばなにをイメージしますか??

三種の神器、大鵬、長嶋茂雄とかですかね?

長嶋茂雄→プロ野球→ダイエーホークス


そうです!ダイエーです!笑無理やりですね笑


今回は、高度経済成長期の潮流に乗り日本一の小売業者になったダイエーの栄枯盛衰を描いた本「カリスマ」を読んでみました。この本は、ダイエーのみに焦点に当てているのではなく、ダイエーの創業者である中内功の生涯と絡めてダイエーについて書かれています。


タイトル  カリスマ

著者 佐野眞一


この本は中内功の生い立ちから、話はスタートします。彼は神戸で育ち、その後満州へ出征、さらにフィリピンに転戦し捕虜となり終戦を迎えました。フィリピンで凄惨な経験をしたことから、彼の性格や人生観が変わったそうです。戦争に行く前までは、学校内でも目立つタイプではなかったそうですが、戦後はかなり気性の荒い性格になったそうです。そんな彼は色んなコンプレックスを持っていたそうです。そのコンプレックスを糧にして、ダイエーを日本一の小売企業にしていったということが書かれています。コンプレックスをバネにして、成功者になる人って結構多いですよね。


特にフィリピンでは、戦争中食糧不足かひどかったらしく、死んだ仲間の肉を食べて生き延びていたそうです。中内氏はそんな経験をしてしまったために、価値観が大きく変わったそうです。

戦争が人を変えてしまうってことですね。


戦後、彼は神戸の闇市で薬の小売を始めます。その後、小売事業に本格的に取り組みます。

彼は日本にスーパーマーケットという概念をもたらしました。キャッシュレジスターや逆台形の買い物かごなど、今のスーパーの基礎を築くました。そして流通革命を起こし、価格破壊という生産者が製品の価格を決めるのではなく、消費者が買う値段を決める消費者優位の考えをもたらしました。


中内ダイエーは、徹底的にモノを安く売り消費者の味方に立ちました。

そのためにメーカーや同業者からは反発も多かったそうです。


しかし、70年代以降拡大一途を辿りますが、パブル崩壊とともに、経営は悪化し遂に自力では生き残れなくなります。丸紅やイオンに助けてもらい、経営再建を図ります。


今はイオングループの傘下に収まっています。


激動の人生を生きた中内氏の生涯からは学ぶものが非常に多いですよ。


是非、ご一読ください。

ちなみに彼は戦前に、日本綿花(旧ニチメン、現双日)に入社しています。彼も商社マンだったんですね。神戸に生まれ、神戸商科大を出て、商社マンになり、兵隊になり、スーパーの経営者になるというダイナミックな人生でした。