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「宇田川源流」【日本万歳!】 「おにぎりマシン」とその小型化に関する日本の「技術力」

2022.11.13 22:00

「宇田川源流」【日本万歳!】 「おにぎりマシン」とその小型化に関する日本の「技術力」


 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本のすばらしさや、日本の内容を紹介する記事をお届けし、その内容を分析する。もちろん分析と言ってもそんなにしっかりとしたものをするわけではない。ただし「日本のすばらしさ」というのは、「何なのか?」ということをしっかりと見てみようということになる。

そのうえで、その内容を見ながら我々日本人が持っている「国民性」や「生活習慣」「日本人の慣習」「感覚」などからくるものを見てゆくことにうる。そのことによって、日本人の全員が同じような「素晴らしさ」を持っていることを再確認できるのではないか。その再確認を見ながら、我々日本人を「再発見する」というのが、この連載の目的である。

 日本人というのはあまり「自分で自分の事を褒める」ということをしないので、日本人が自分でほめない分、この連載でほめてゆこうと思うのである。「宇田川源流」になってからの内容で、この「日本万歳!」は138回目であるという。毎週毎週様々な内容をうまく探しているのであり、なかなか面白い。日本人というのはこのような性質を持っているのだというようなことをしっかりと見てゆくことが必要なのであるということが重要なのである。

日本人というのは、自分の基準を持たない。基準というと難しいので「ものさし」というような言い方の方が良いのかもしれない。その為にすぐに他に流されてしまう。しかし、ある意味で日本人というのは「自分の物差しを持たなくてもしっかりと生きてゆける文化性と、類似性を持ち合わせている」ということになる。「物差しを持つ」ということは、つまり自分と相手方の違いを見てゆくことになるのであるが、一方で、その「違い」そのモノを見てゆくことそのものを「あまり良しとしない」部分が日本の中にはあるのではないか。それが「文化性の一つ」なのかもしれない。

さて、今回は「小型化」「自動化」ということを一つの基軸にして物事を見てゆきたい。

ボタンを押すと「おにぎり」登場! 岐阜のホテルが置いたマシン話題...メーカー担当者も反響に驚き

 ボタンを押すとおにぎりが出てくる「魔法」のようなマシンが岐阜県のホテルに置いてあると、SNS上で話題を呼んでいる。マシンを手がけたのは、機械メーカーの不二精機(福岡市)。もともとはコンビニおにぎりの製造に対応する大型の機械を中心に手がけていたが、ニーズの変化とともに「小型化」に乗り出した過去があった。

■「かわいい」「一家に一台欲しい」

 曲線的なボディの機械から産み落とされた、三角形のおにぎり――。2022年10月15日、ツイッターユーザーの水越柚耶さん(@m_yu_ya)が投稿した写真が話題を集めた。機械には「おにぎりボタン」と名付けられたボタンがあり、押すとおにぎりが出てくる仕組みだ。投稿には7万近い「いいね」が付き、写真を見たユーザーからは「かわいい」「押したい」「一家に一台欲しいレベル」「これさえあれば毎朝楽になるのに」などの反応が聞かれた。

投稿者の水越さんは10月18日、J-CASTニュースの取材に、写真は15日に岐阜県高山市の「レジデンスホテル高山駅前」の宿泊者向け軽食コーナーで撮影したものだと説明する。

 機械から落ちてきたおにぎりの中心には穴が開いている。ここに、利用者が自ら具材を入れて食べるという仕組みだ。水越さんが訪れた日には、海苔や鮭フレーク、昆布、あさり、ちりめんなどの具材が置いてあったという。また衛生対策として、消毒液と使い捨てビニール手袋が用意され、具材には蓋がされていたとした。マシンを2回使用したという水越さんは「ボタンを押すと一瞬でバン!と出てきたので驚きました。時間がかかるものと思っていたので...」と、当時の衝撃を振り返る。

 同日、レジデンスホテル高山駅前の予約担当者にも話を聞いた。同ホテルは20年3月に開業したが、通常のホテルにあるような朝食会場が確保できず、朝食付きプランでは別のホテルの朝食会場を借りて対応せざるを得なかった。しかし、繁忙期には朝食会場が混雑するため、「自分たちのホテルでなんとか軽朝食を提供しないといけない」と、飲食提供スペース設置の検討を始めた。

 限られたスペースの中で、どうやって朝食を提供するか――。目を付けたのが、不二精機の「おにぎり」の自動成形マシンだった。同社から機械を購入し、今年のGW明けから2階の「つきみ茶屋」に設置。朝食におにぎりが食べられる宿泊プランを開始した。宿泊サイトに掲載されたプランには「子供と一緒におにぎりマシーンでカスタム♪♪」と書かれたものもあり、すでに施設の「売り」の一つになっていることが伺える。

■メーカー担当者も「バズり」に驚き

「びっくりしました。私たちはBtoB(企業向け取引)の会社ですので、(一般の)お客様からそういう声をいただくのは、すごく新鮮ですね。面白いな、と思います」

 不二精機の営業担当者は10月19日、取材に対し、自社製品がSNSで注目を集めていることへの驚きを語る。SNSでの「バズり」は、想定外だったという。

 製品の正式名称は「にぎってPONⅢ」。同社が約30年前から展開する小型おにぎりマシンの3代目になる。炊いたお米を中に入れると、100gの三角おにぎりを毎時1500個のペースで作ることが可能だ。

標準タイプには「ボタン」はなく、取り出し口のセンサーがおにぎりの有無を感知して、自動でおにぎりが作られる仕組みになっている。ただ、顧客の要望に応じて、今回のようなボタン式を製造することも可能だ。価格は1台100万円以上するという。

 コンビニやスーパーなどで使われるおにぎりマシンのシェア8割を占める同社。1962年に饅頭・おはぎなどの和菓子を自動で成形する「包あん機」のメーカーとして設立された。70年には包あんの技術を生かし、日本初のおにぎり自動成形機を開発。70年代以降、出店を拡大していくコンビニの工場などで、大型のおにぎりマシンが重宝されるようになった。

 しかし、時代の変化とともに新たなニーズも生まれる。中小店舗から「おにぎりを握るのが大変だ」などの声が聞かれるようになり、機器の小型化に乗り出した。今ではおにぎり専門店やうどん店、ホテルのバイキングなどで活用されている。担当者は「おにぎりであれば、ご当地の美味しい具材を自分で詰めて食べていただける。いい考えで採用いただいたのかなと思います」と、今回の採用例を喜ぶ。

 「にぎってPON」シリーズはおおよそ10年おきに改良されている。担当者は「さらに大きな具材を詰め込めるような成形方法を実現し、保温性を高めた『にぎってPONⅣ』の開発を考えていきたい」と意気込む。また、「『こういった機能があればいいな』というツイッター上の投稿なども参考にしながら、開発に取り入れていきたいなと考えております」と、一般消費者の声にも耳を傾けたいとした。

2022年10月22日 11時00分J-CASTニュース

https://news.nifty.com/article/economy/business/12144-1942638/

 「自動化」と言っても「おにぎり」である。おにぎりを作るというのは、ある意味で「携帯性」と「満足感」があり、なおかつ具材を変えることによって様々な内容が出てくるということになる。その「具材」は、何を入れてもよい。一色にもなるし、お弁当にもなる。また、作るのも面白いし、在る意味で、手で握ることから「愛情」を感じることもできる

まあ、「自動」にしてしまえば、さすがに愛情は考えられるようなものではない。しかし、その具材などの工夫と、「手軽さ」が出てくる。もっと言えば、ホテルの朝食などにおいては、そのまま持ち帰ってお弁当にもなるということで、非常に素晴らしいものではないか。ヨーロッパのサンドウィッチと共に「主食」と「おかず」を一緒に食べるということで、手軽さなども素晴らしい内容になっている。

さて、「自動化」「小型化」は日本人お家芸だ。日本人の住環境からすれば、何でも小型化することで家庭用ということになる。ある意味で「個性」は失われるが、全くできない人でも同じような効果が出てくる。では「愛情」や「個性」はどうするのか。今でもバレンタインなどと言うと「手作りキットのチョコレート」が売られるように、やはりそこにはそこに価値観を求めるものが出てくる。同じ内容をしっかりと二つの方向性でその特性が見えているということになるのであり、その特性を見ることによって、二つのルーtから結論を得ることができると言ことになるのである。そのことが、日本人の「個性」と「日本人の効率性」をしっかりと調和しているのではないか。

 「にぎってPON」シリーズはおおよそ10年おきに改良されている。担当者は「さらに大きな具材を詰め込めるような成形方法を実現し、保温性を高めた『にぎってPONⅣ』の開発を考えていきたい」と意気込む。また、「『こういった機能があればいいな』というツイッター上の投稿なども参考にしながら、開発に取り入れていきたいなと考えております」と、一般消費者の声にも耳を傾けたいとした。<上記より抜粋>

 もう一つは、個の抜粋部分にある「10年おきに改良」ということは、日本人の特性であろう。単純い考えて「改良する点を見つけられる」ということは「不便を感じる」というよりは「利用者の立場になって考えることができる」ということに他ならない。不便ではないが「もっと便利」を追及する事こそ、日本人のサービスの中心ではないか。その内容こそ、日本人のすばらしさを常に体現するものではないかと思う