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さんそんが ユく

実践は素晴らしい! だがしかしBUT...【社会】

2015.12.20 11:19

どうも皆さん、さんそんです。

プロフィールにも書いてあるのですが、私は広島で細々とではありますが政治活動をしています。

そのせいか、街頭での募金・署名活動やビラ配り、街頭演説といったものにはよく足が止まります。特に広島は世界初の被爆地であるためか「反核」をテーマにした活動をよくみかけます。

何を目標(ゴール)としているのか、どういったPR方法を用いているのか、どのような訴え方をしているのかetc・・・

街頭演説の経験がある私としては、より一般の方々にメッセージを届ける方法を模索している毎日でもあるので、こういった他所の活動は参考にならないかなと観察したり、時には当事者の方々に質問をしてみたりしています。



今日、広島市内に赴いた際に3つの街頭活動を目にしました。

・フィリピンへの募金活動
・核廃絶の署名運動
・原爆慰霊碑の碑文改正を求める活動

この中で上2つは中学生や高校生が行っていました。


実際に行動に移すことは大変すばらしいことだと思います。

自分にとっては大したことないと思っていても、その一歩がなかなか踏み出せない人もいます。

だからこそ、自分たちの活動は何を目標に、どういったプロセスで達成するのかを描いて行動していただきたいのです。

なぜ、このようなことを申すのか。それは、これらの街頭活動はどれも明確な目標がない、或いは目標へのプロセスが欠如している街頭活動だったからです。


明確な目標がない

1つ目の募金活動の学生に聞いてみました。

「東北地方でもなく、土砂災害のあった広島市安佐北区でもなく、河川の氾濫のあった茨城県常総市でもなく、なぜフィリピンなのか。」
「目標募金額はいくらなのか。」

1つ目の問いには「これまでやってきているから。」と回答され、前述の地域への募金活動の予定はあるのかと聞くと「わからない」と回答されました。

目標募金額も無く、「学校のカリキュラムだから」という理由で募金活動を行っていると答えた学生もいました。

まぁ、正直でよろしいと答えたいところですが、どうせやるなら

「何故、何の為にこれをやるのか」

ということをしっかりと考えたうえで取り組んで欲しいのが私の思う所です。

目標無き行動から何が得られるのか、何が学べるのか。

せっかく寒空の下で活動するのですから、当事者にも意味のある活動でなければと思います。


目標へのプロセスの欠如

3つ目の原爆慰霊碑の碑文改正活動をしている方々は大人の方ばかりでしたので、「どういったプロセスで碑文改正を目指すのか。」と具体的な中身について尋ねてみました。

質問を受けて下さった方は「こういう活動を見た・聞いたことをきっかけに皆さんに考えてもらい、それから署名を集め、行政を動かす」と述べられました。

そこで「自分も碑文は改めるべきだと思うのですが」と述べた続きにさらに尋ねてみました。

「幟やプラカードの類が無いので、どういう内容の街頭演説かぱっと見分からないのに通行人に周知できるのか。」


「さらに、数名の論者の話を聞いたがよく脱線している。ビラを取らず、脱線部分しか聞いてない通行人にどうやって碑文改正の必要性を伝えるのか。」

「署名を集めると仰ったが、過去に1万8000人の署名を以てしても動かなかった行政を動かすのに幾らの署名が必要と考えているのか。」



具体的な回答はありませんでした。


せっかく大人同士で知恵を出し合い、束の間の休日を使って訴えてるにも拘らず、ゴールへのプロセスが宙ぶらりんでは「自分の言いたいコト言って満足でした」というだけになってしまうのではないかと思います。

本気で成そうと思うなら、ゴールへのプロセスを描いた上で活動したほうが、成せるかどうかは別として、より効率的な活動ができるのではと考えます。


もちろん、上記の私の問いは自分が活動する際にも向けるべき問であります。

私も“自分の言ったことができたないじゃないか”と笑われぬように活動せねばと改めて決意した一日でした。



平成27年12月20日

さんそん


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