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浅草花川戸 はきだおれ市 by 輝不動産

2022.11.13 06:41

履物と言えば、浅草花川戸。靴と言えば、浅草花川戸。

と言われていた時代がありました。戦後の復興と共に台東区花川戸の江戸通り沿いには200件近くの履物問屋が軒を連ねておりました。

時代は流れ、大型店舗があらゆる商品を扱うようになり、それに伴い小売業者さんが廃業し問屋業という業種自体が衰退し始め、かれこれ30年近くが経過しました。

靴を求めて、靴屋に行くという四半世紀前なら当たり前のことが、全く普通ではなくなっているのです。

靴が買いたくなれば、スーパーやショッピングモール、大型店舗のスポーツ用品店等で買い求めるのが当たり前の選択枠になったと言っても過言ではないのでしょう。

私は職業柄、様々な街で街歩きをしますが、靴屋さんの廃業を十年以上前から沢山目の当たりにしてきました。靴は服と違い、色柄やS.M,Lといった品揃えだけではいけません。0.5ミリ単位の商品を数多く揃えなくてはならず、在庫を抱えるのに場所も使います。スリッパ等は工場から納品される時にダース(12足単位)で、細かいサイズ毎の足数は問屋からは選べず工場の定めた定数を買うことが慣例化しているのです。


国産の履物工場も神戸に多数あったものの、阪神淡路大震災で多数の店が廃業に追い込まれ、履物業界は大半が輸入頼りの実情があります。


暗い話をしてきましたが、浅草花川戸にはまだまだ熱い想いで、履物問屋業を続けている老舗もございます。以前の5分の1程度の店舗しか今は残ってはおりませんが、精一杯小売店さんのため、地域のために、街の発展のために御商売をされていらっしゃるお店もございます。

そしてそんなド根性問屋さん達が年に一度だけ、一般の方に向けて販売が出来るのがこの 花川戸 はきだおれ市 なのです!

毎年12月半ばの土日に開催され、多くの方々にお越し頂いていると伺っております。商品購入毎に貰える抽選券で、最大壱万円の商品券も貰えるのも大人気の理由であると思います。


実は、数年前に私の親戚は1万円以上する商品を見切り価格の三千円で購入し、そこでもらった抽選券で1回の抽選で壱万円の商品券を貰っていました。結局、その商品券を使い大セール中の品を次々と買い続け、元手三千円で元値4万円以上の商品の数々を持ち帰った強者がおります。


私も毎年、はきだおれ市が楽しみで成りません!近年は、履物のみならず手袋や小物、カバン、靴下、ベルト、マスクやさんなどの出店もあり、今年もはきだおれ市が待ち遠しいです。


スーツに合わせる革靴も欲しいし、部屋で履く室内履きも、散歩で使うサンダルも。祭りでつかう雪駄も新調したいし、人にプレゼントするために手頃な小物も買いたいし!

物欲が尽きません!


さて、今年の開催日はネットにはまだアップされておりませんが、例年ですと12月の第3の土日に花川戸公園で催されます!


皆様もぜひ、年の瀬で忙しいとは存じますが、普段は手の届きにくい一流品を求めに足を運んでみてはいかがでしょうか?


株式会社 輝 不動産