Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

第193話:ブラフマーの祈り(16):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.03.23 22:57

それから主フリシケーシャは微笑んで、

牛飼いの少年たちと一緒に

昼食を終えました。


森からヴラジャの自宅に帰る途中で、

主クリシュナは

アガースラの蛇の死体を

牛飼いの少年たちに見せました。


主クリシュナは

孔雀の羽と花で飾られて、

森の鉱物でできた塗料で絵が描かれている

超越的なお体で

竹笛をお祭りのように大きく鳴り響かせます。


主が牛たちの名前を呼ぶと、

牛飼いの少年の友達たちが

主の栄光を讃える言葉で世界中を浄化します。


そうして、主クリシュナは

父親のナンダ・マハラージャの牧草地に戻りました。


主の美しさを一目見ると

すべての牛飼いの女性たちの瞳に

大きな祝祭が生まれます。


牛飼いの少年たちは

ヴラジャの村に着くと歌いました。


「今日はクリシュナが大きな蛇を殺して、

僕らを助けてくれたんだ!」


ある少年たちはクリシュナをヤショーダーの息子、

またある少年たちはナンダ・マハラージャの息子、

と呼びあいました。



…つづく

(10巻14章46-48節)